奈良県にある興福寺について紹介します。
興福寺の見どころと感想
興福寺はどんなところ?
興福寺は、奈良時代に創建された、多くの国宝や重要文化財の仏像や建築物を有する仏教寺院です。世界遺産に登録されている東大寺と共に奈良の古都を代表する寺院の一つです。
興福寺へのアクセス(行き方)
近鉄奈良駅から徒歩約5分。
JR奈良駅から徒歩約15分。
見どころ・感想
興福寺の境内には以下のような代表的な建築物があります。
- 五重塔(国宝)
- 南円堂(重要文化財)
- 三重塔(国宝)
- 北円堂(国宝)
- 中金堂
- 東金堂(国宝)
- 国宝館
五重塔
五重塔は興福寺のシンボルであり、日本最古の木造建築の一つです。高さは50.1mで、京都の東寺の五重塔に次ぎ国内で二番目に高い塔です。
南円堂
南円堂は藤原冬嗣(ふゆつぐ)が父の内麻呂(うちまろ)の冥福を願って建てられた円形の堂です。中には不空羂索観音菩薩像と四天王像などが安置されています。
三重塔
三重塔は北円堂とともに興福寺に現存する最古の建物で、高さは19.5mです。中には弁才天坐像などが安置されており毎年7月7日のみ拝観ができます。
北円堂
北円堂は三重塔とともに興福寺に残る最古の建物です。中には弥勒如来坐像、無著・世親菩薩立像などが安置されており春秋のみ特別公開されます。
中金堂
拝観料金 500円
中金堂は興福寺伽藍の中心に位置する最も重要なお堂です。中には釈迦如来像や薬王菩薩像、薬上菩薩像などが安置されています。平成30(2018)年、享保2(1717)年に焼失して以来約300年ぶりに再建されました。
東金堂
東金堂は神亀3(726)年、聖武天皇が叔母の元正太上天皇の病気全快を願って建立されました。中には文殊菩薩坐像、十二神将立像などが安置されています。
国宝館
拝観料金 700円
国宝館は興福寺の仏像や絵画などの文化財を展示する施設です。天平時代から鎌倉時代までの作品が多く見られます。阿修羅像や千手観音菩薩像などが有名です。
このように境内に多くの建築物のある興福寺では、建物を外から見学するだけなら所要時間30分から1時間程度に回ることができますが、中金堂や国宝館など建物の中もじっくり見学するとなると2時間程度はみておいたほうがよいでしょう。
興福寺の御朱印
興福寺の御朱印です。
興福寺の基本情報
興福寺の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒630-8213 奈良市登大路町48番地 |
営業時間 | 9:00~17:00(受付終了16:45) |
公式HP | https://www.kohfukuji.com/ |
おわりに
以上、奈良・興福寺についての紹介でした。
奈良へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。