今回は、台湾のオンライン入国カードの書き方と申請方法を解説します。
2025年5月、台湾入国カードのオンラインシステムがアップデートされました。変更点を補足で解説しています。
台湾の入国カードについて

台湾では2015年より、従来の紙の入国カードに加えて、オンライン入国カードが導入されています。
名前、パスポート番号、搭乗便名、滞在先などの情報を手書きで書くのはけっこう面倒な作業ですが、事前にオンラインで入力・申請しておけば、紙の入国カードの記入が不要となるため、このような煩わしさから解放されます。
紙の入国カードも受け付けているので、必須ではないですが、旅行前にやっておいた方が後々楽だと思います。
台湾オンライン入国カードの書き方・申請方法

台湾オンライン入国カードの入力・申請はステップ1~5の流れで全5ページに渡って必要事項を入力していきます。以下、日本語訳と注意点を載せて、書き方と申請方法を解説しています。
台湾オンライン入国カードの入力・申請は以下のページから行うことができます。
https://niaspeedy.immigration.gov.tw/webacard/

- Chinese Nameは中国語名なので記入不要です。

- ビザ無しで旅行する人は「免簽證 Visa-Exempt」を選択します。ビザ番号も不要です。
- ビザを取得して入国する予定の人は適切なものを選択しましょう。

- 入国目的は、旅行で行く人は「観光-Sightseeing」を選択します。
- 職業は、会社員の人は「職員/CLERK/EMPLOYEE/STAFF」を選択します。

- 台湾滞在先は、台北ならば「臺北市 Taipei City」というように滞在するエリアを選択し、ホテル名(英語または中国語)を入力します。

- 確認コードは右側に表示されている4桁の数字です。
ステップ5で「CONFIRM」ボタンを押すと以下の画面が表示されて完了となります。

今回入力したデータを次回以降も再利用したい場合は、「Export File(.xls)」ボタンからデータをエクスポートできます。
入力したメールアドレスに「WebEdCard」という件名で以下の一文だけのメールが届いているので確認しておきましょう。

以上で台湾オンライン入国カードの入力と申請はすべて終了です。紙に印刷して提示するようなものもないので、あとは入国審査時にパスポートだけ渡せば大丈夫です。
台湾入国当日の様子の紹介

最後に、台湾入国当日の様子について簡単に紹介します。
紙の入国カードは、機内で配られるのが普通ですが、今回利用したフライトの乗客の90~95%ぐらいが台湾人であったためか配られませんでした。このときはオンラインで事前に申請しておいてよかったなと少し思いました(笑)。仮に紙の入国カードを使う場合でも、入国審査場の前に行けば確実に置いてあるので問題はないと思いますが。
また、入国審査場で並んでいる人たちの様子を少し観察していましたが、紙の入国カードを準備して手に持っている人とそうでない人の比率は6:4ぐらいで紙の方が多いかなという感じでした(数字はかなり適当です)。
入国審査の際は、係員に無言でパスポートだけ渡したら、入国カードについて何か聞かれたりすることもなくスムーズに通過できました。
【補足】2025年5月オンラインシステムがアップデート

2025年5月台湾入国カードのオンラインシステムがアップデートされました。以下、変更点のみかいつまんで解説しておきます。
まず一点目は、登録が台湾到着予定日の3日前からしかできなくなりました。

月曜日に台湾に入国する場合は土曜日から登録が可能です。
二点目が、登録を行う際に最初にメール認証のプロセスが追加されたことです。

三点目が、パスポート画像の読み取りに対応するようになりました。

事前に準備したパスポート画像をアップロードすることで、氏名、パスポート番号、パスポートの有効期限、生年月日などが自動入力されるようになりました。
最初少し戸惑いましたが、このパスポート画像のアップロードは、パスポート情報を読み取って自動入力するために行うものなので、必須ではありません。パスポート画像をアップロードしないで登録作業を行いたい場合は、従来通り、氏名、パスポート番号などを手動入力することも出来ます。
アップデートによりサイトデザインは変わっていますが、入力内容などはほとんど変わっていません。なので、このページで紹介している内容をもとに登録作業を行っていただければ特に迷うところはないと思います。
おわりに
以上、今回は、台湾のオンライン入国カードの書き方と申請方法についての解説でした。
このオンライン入国カードは必須ではないので、事前に入力・申請するのが面倒だ、時間がないという人は、従来通り、紙の入国カードを出せば何の問題もありません。
個人的には、オンラインで入力・申請する方が楽だし簡単だと思うので旅行前にやっておくとよいと思います。