台湾・台北にある二二八和平公園について紹介します。
この記事の概要
二二八和平公園の見どころと感想
二二八和平公園はどんなところ?
二二八和平記念公園は台北市中正区にある総面積71,520㎡の公園です。日本統治時代の1908年に完成した台北新公園を前身とします。
二二八事件の犠牲者を追悼するために、1996年に現在の名前に改称されました。
二二八和平公園へのアクセス(行き方)
MRT淡水信義線台大医院駅、1番出口からすぐ。
見どころ・感想
二二八和平公園内には以下のような見どころがあります。
国立台湾博物館
公園内北側に位置する国立台湾博物館は、日本統治時代の1908年に造られた台湾で最も歴史のある博物館です。
館内には台湾の歴史や自然に関する資料が常設展示されています。
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蒸気機関車
国立台湾博物館の前には蒸気機関車が二台並んで屋外展示されています。
一台は台湾初の蒸気機関車である騰雲号(とううんごう)で、もう一台は日本統治時代の最初期に使用された台湾鉄道第9号蒸気機関車です。
銅牛
国立台湾博物館の正面には一対の銅牛があります。
この水牛の銅像は、かつて台湾神宮の入り口前に設置されてあったものがこの場所に移されてきたようです。
黃氏節孝坊
こちらは台大医院駅から国立台湾博物館に向かう途中にある黃氏節孝坊です。
若くして夫を失ったあとも貞節を守り続けたという黄氏を称えて建てられた石門です。
日本式庭園
国立台湾博物館の裏には、日本式庭園があります。
池には石組みの太鼓橋と呼ばれる橋が架かっており、その畔には日本式の石灯篭も残っています。
この池も日本統治時代から存在しているようです。
涼亭
こちらは国立台湾博物館の裏にある中華風建築の涼亭です。
休憩用の小屋で涼亭の周りは池になっています。
二二八和平記念碑
公園内中央部には二二八和平記念碑があります。
記念碑には、二二八事件の犠牲者を悼むとともに、和平を願うメッセージが刻まれています。
二二八記念館
公園内南側に位置する二二八記念館は二二八事件の歴史や背景を紹介する記念館です。
2023年現在修復作業のため休館中で、再開予定は2025年2月以降です。
和平鐘
公園内南側に位置する和平鐘は、和平を祈念するために設置された金色の鐘です。
銅馬
公園内南側の遊具の前あたりに銅馬があります。
この銅馬は、かつて台湾護国神社(現忠烈祠)に設置されていた神馬像が、ここに移されてきたようです。
遊具・フィットネス
公園内南側には遊具やフィットネス器具が設置されています。
足裏を刺激する健康歩道もありました。
公園内には歴史的なモニュメントもある一方で、子供からお年寄りまで楽しめる憩いの場となっているようです。
二二八和平公園の基本情報
二二八和平公園の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市凱達格蘭大道3号 |
電話 | (02)2389-7228 |
営業時間 | 5:00~24:00 |
休み | 年中無休 |
公式HP | https://228memorialmuseum.gov.taipei/ |
おわりに
以上、台北・二二八和平公園についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。