台中にある宝覚寺(寶覺禪寺)について紹介します。
弥勒大仏像のある、日本とも関係の深い寺院です。
この記事の概要
宝覚寺の見どころと感想
宝覚寺はどんなところ?
宝覚寺(寶覺禪寺)は、台中市の建行路に位置する臨済宗妙心寺派の寺院で、日本統治時代の1928年に建立されました。
境内には、台湾で2番目の大きさを誇る、高さ約30mの弥勒大仏像があることで知られています。
また、戦前と戦中に台湾で亡くなった日本人の遺骨安置所や、日本兵として戦い戦死した台湾人の慰霊碑などがあります。
宝覚寺へのアクセス(行き方)
台中駅(台湾鉄道)から徒歩約45分。
台中駅(台湾鉄道)からタクシーで約15分。
見どころ・感想
本堂
日本式の寺院建築の本堂は、中華風のコンクリート造の建物に覆われるようにして建っているのが特徴です。これは本堂の保護を目的としているようです。
本堂の前には象と席灯篭が配置されています。
弥勒大仏像
本堂の右手には有名な高さ約30mの弥勒大仏(布袋様)像があります。
本来は金色ですが、訪問時は修復工事中のためか灰色でした。今後また金色に塗り直されるのでしょうか。
近くには小さな弥勒像があり耳やへそを撫でるとご利益があると言われています。
日本人遺骨安置所
宝覚寺には、戦前と戦中に台湾で亡くなった約14,000人の日本人の遺骨が安置されています。
戦後、共同墓地が廃止される際に、受け入れて頂いたようです。
霊安故郷記念碑
霊安故郷記念碑は、太平洋戦争中に日本軍に属して戦死した台湾人約33,000人を慰霊するための慰霊碑です。
「霊安故郷」という李登輝元総統による題字が刻まれています。
和平英魂観音亭
霊安故郷記念碑のすぐ横に建つ和平英魂観音亭は、戦没者の霊を慰め、平和を祈念するための観音像が安置されています。
宝覚寺の基本情報
宝覚寺の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台中市北屯区健行路140号 |
電話 | +886422335179 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休み | なし |
HP | https://taichung.travel/ja/attractions/intro/1266 |
おわりに
以上、台中・宝覚寺(寶覺禪寺)についての紹介でした。
台中へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。