九段坂公園内にある品川弥二郎像について紹介します。
品川弥二郎像の見どころと感想
品川弥二郎像はどんなところ?
品川弥二郎(1843年-1900年)は、幕末から明治時代にかけて活躍した政治家・官僚です。長州藩の足軽の家に生まれ、15歳で吉田松陰が主宰する松下村塾に入門し、尊王攘夷運動に身を投じました。幕末には英国公使館焼き討ちや戊辰戦争での軍功を挙げ、倒幕運動の重要な役割を果たしました。
維新後は欧州に派遣され、ドイツやイギリスで軍事や政治を学び、その後、内務大臣や駐独公使などの要職を歴任しました。第1次松方内閣の内務大臣時代には、選挙干渉問題で批判を浴びて辞任することになりますが、その後も国民協会を設立し、政治活動を続けました。晩年には吉田松陰の遺志を継ぎ、勤王志士の顕彰に尽力し、尊攘堂を京都に設立しました。
品川弥二郎像へのアクセス(行き方)
東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅(出口2)より徒歩約3分程度。
見どころ・感想
東京都千代田区九段南の九段坂公園内に品川弥二郎像が設置されています。
1907年(明治40年)に設置されたこの像は、高村光雲監督のもと、原型作者・本山白雲、鋳造者・平塚駒次郎によって製作されました。
品川弥二郎は、かつてこの近くにあった練兵館で剣術を学んでいたことから、練兵館に近い九段坂公園内に像が設置されています。
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品川弥二郎像の基本情報
品川弥二郎像の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南2丁目2 |
おわりに
以上、品川弥二郎像についての紹介でした。
九段坂公園に行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。