静岡県浜松市にある木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)について紹介します。
1934年竣工のスペイン風建築です。
この記事の概要
木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)の見どころと感想

木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)はどんなところ?
旧浜松銀行協会(木下惠介記念館)は、1930年に竣工した歴史的建築物で、設計は浜松市出身の建築家・中村與資平が担当しました。建物は鉄筋コンクリート造2階建てで、スペイン風の意匠を取り入れたデザインが特徴的です。アーチ型の窓や白い装飾壁、濃緑の瓦屋根、幾何学模様のステンドグラスなど、地中海沿岸を思わせる意匠が随所に施され、銀行集会所としての格式と美しさを兼ね備えた建築です。1998年には国の登録有形文化財に指定され、のちに浜松市指定有形文化財となりました。
現在この建物は、浜松市出身の映画監督・木下惠介(『二十四の瞳』『喜びも悲しみも幾歳月』『楢山節考』など)の業績を称える木下惠介記念館として活用されています。館内には、監督の書斎を再現した展示室や、代表作のポスターや受賞記念品を展示する展示室などがあり、彼の創作活動を知ることができます。また、建物の設計者・中村與資平に関する資料室や、毎月映画上映を行うアートホールも併設されており、建物の歴史と映画文化が融合した文化施設として機能しています。
木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)へのアクセス(行き方)
JR浜松駅より徒歩約15分。
見どころ・感想
館内は展示物が映り込まないようにすれば写真撮影可能です。

雰囲気のある階段。

レトロな模様入り型ガラスの窓。

スタッフの方からトイレも見どころだと教えていただきました。

こちらはシロバラ喫茶部という文字の入った昭和初期の鏡と木製の水洗タンク。
正面玄関上部に見られる幾何学模様のステンドグラスも素敵です。

通りを挟んだ向かいには同時期に建てられた鴨江アートセンター(旧浜松警察署)があります。

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鴨江アートセンター(旧浜松警察署)の見どころ・感想・基本情報※歴史的建造物を再生した文化拠点
静岡県浜松市にある鴨江アートセンター(旧浜松警察署)について紹介します。 歴史的建造物を再生した文化芸術拠点です。
木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)の基本情報
木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒432-8025 静岡県浜松市中央区栄町3-1 |
開館時間 | 9:00~17:00 |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始、他 |
観覧料 | 100円 |
HP | https://keisukemuseum.org/ |
おわりに
以上、木下惠介記念館(旧浜松銀行協会)についての紹介でした。
浜松へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。