京都にある堀川団地について紹介します。
1950年代に誕生した下駄履き住宅団地で、近年では再生が進んでいます。
堀川団地の見どころと感想

堀川団地はどんなところ?
堀川団地は、1950年代初頭に京都市上京区の堀川通沿いに誕生した、日本で初めての鉄筋コンクリート造の店舗併用型集合住宅です。
戦前、この一帯には堀川京極商店街という活気あふれる商業地が広がっていましたが、戦争末期の建物疎開によって多くの建物が取り壊され、戦後はしばらく広大な空き地となっていました。戦後の復興と深刻な住宅不足を解消するため、かつての商店主たちが中心となり、1階に店舗、上階に住居を配置した「下駄履き住宅」として6棟が建設されました。こうして商店街と住居が一体となった、新しい都市型の住環境が生まれたのです。
長年、地域の暮らしを支えてきた堀川団地は、建物の老朽化とともに徐々に改修が進められ、近年では「アートと交流」をテーマに、若者やアーティストが集う場として再生が進められています。
堀川団地へのアクセス(行き方)
京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅2番出口より徒歩約17分。
京都市営地下鉄烏丸線今出川駅6番出口より徒歩約19分。
見どころ・感想
こちらが堀川商店街の入口です。

こちらの堀川会議室は、地域交流スペースで、住民に限らず誰でも利用可能です。

アート発表や趣味の教室など多目的に活用され、地域のまちづくりや世代間交流の場となっているようです。
堀川団地に隣接する堀川新文化ビルヂングは、大垣書店やカフェ、レンタルオフィス、ギャラリーを併設する複合文化施設です。

繁華街でも観光地でもない場所に、こうした施設が整備され、文化発信の拠点として育てられているのは、とても興味深い取り組みだと感じます。
堀川団地の基本情報
堀川団地の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒602-8243 京都府京都市上京区 |
HP | https://kyoto-juko.jp/horikawa/ |
おわりに
以上、堀川団地についての紹介でした。
京都へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。