台湾にある台北植物園腊葉館について紹介します。
1924年建設の台湾最古の標本館です。
この記事の概要
台北植物園腊葉館の見どころと感想

台北植物園腊葉館はどんなところ?
台北植物園内に残る腊葉館は、日本統治時代の1924年に台湾総督府中央研究所林業部腊葉館として建てられた、台湾最古の標本館です。野外で採集された植物を標本に加工・保存するための施設として、植物分類学の研究拠点となり重要な役割を果たしました。
戦後は林業試験所に引き継がれ、2008年には台北市の市定古蹟に指定されました。2017年から植物標本や研究の歴史を紹介する展示館として利用されています。
台北植物園腊葉館へのアクセス(行き方)
MRT松山新店線小南門駅3番出口より徒歩約7分。
MRT松山新店線・淡水信義線中正紀念堂駅1・2番出口より徒歩約14分。
見どころ・感想
外観は赤レンガ造りでどっしりとした印象の建物です。

建物は二階建てで、中央が吹き抜け構造となり、左右には標本棚を並べる空間が広がるなど、研究用途に特化した機能的な造りが特徴です。

展示パネルの一部には日本語の解説もありました。

腊葉館の前には早田文藏の記念碑が建てられています。早田文藏(1874-1934)は、台湾での植物研究に大きく貢献し「台湾植物の父」とも呼ばれる日本の植物学者です。

また、少し離れた場所にはユルバン・ジャン・フォーリーの記念碑も建てられています。フォーリー(1847-1915)も、台湾での植物研究に大きく貢献したフランス出身の宣教師です。

台北植物園腊葉館の基本情報
台北植物園腊葉館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市南海路53号 |
営業時間 | 9:30~16:30 |
休み | 月・火曜日 |
HP | https://tpbg.tfri.gov.tw/tpbg_herbarium.php |
おわりに
以上、台北植物園腊葉館についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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