台湾・北投にある北投温泉博物館について紹介します。
1913年建設の北投温泉公共浴場を再生した施設です。
北投温泉博物館の見どころと感想

北投温泉博物館はどんなところ?
北投温泉博物館は、台湾・台北市の北投公園内にある博物館で、日本統治時代の1913年(大正2年)に建てられた北投温泉公共浴場を保存・活用した施設です。完成当時は東アジア最大級の公共温泉浴場として知られていました。北投温泉の観光開発の中心施設として多くの人々に利用され、台北近郊の温泉リゾートとしての発展を支える重要な役割を果たしました。
建物の設計を手掛けたのは、台湾総督府技師の森山松之助で、赤レンガの外壁と日本式の瓦屋根が印象的な和洋折衷の建築です。戦後は長く別用途で使用されていましたが、市民による保存運動を経て修復され、1998年に北投温泉博物館として再生されました。現在は北投温泉の歴史や文化を紹介する施設として一般公開されています。
北投温泉博物館へのアクセス(行き方)
新北投支線新北投駅より徒歩約5分。
見どころ・感想
建物は赤レンガの1階と木造の2階を組み合わせた和洋折衷の美しい外観です。

中山路側の2階が館内への入口になっています。

2階には広い畳敷きの大広間が設けられており、入浴後に休憩するための空間として使われていました。

また2階には、公園側に開かれた木造の回廊が巡り、円柱が並ぶ半屋外空間になっています。

開放的な造りで、温泉地の景観や風を感じながら休憩できるよう設計されています。

館内の階段は重厚な木製で、装飾的な親柱と細かな木彫が特徴です。温泉施設でありながら、洋館のようなクラシカルな意匠が取り入れられています。

浴場は1階に設けられていました。

浴場は当時の雰囲気を再現しながら展示空間としても活用されています。


壁面には当時の写真や資料が展示されています。

当時の温泉文化を伝える演出も面白いです。

こちらは1階の男性浴場です。アーチが連続する列柱空間の中央に設けられた大きな浴槽は、50~60人程が同時に入浴できたと言います。

浴槽は40cm程の深さから徐々に深くなっていくという構造で、一番深いところでは130cm程の深さになるようです。

そのため深いところでは立ち湯のスタイルで入浴するのが一般的だったようですね。


浴場の周囲にはアーチと列柱が連続する回廊が巡り、クラシカルな雰囲気をつくり出しています。

床には六角形のタイルが敷き詰められ、赤い花形の模様や縁取りがアクセントになっています。

窓にはめ込まれたステンドグラスも綺麗です。

展示エリアでは北投温泉の歴史が紹介されています。

やはり、建物そのものが最大の見どころと言え、日本統治時代の温泉施設の雰囲気を感じ取ることが出来るよう、上手く再生されていました。
北投温泉博物館の基本情報
北投温泉博物館の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 台北市北投区中山路二号 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 休み | 月曜日、祝日、他 |
| 入場料 | 無料 |
| HP | https://hotspringmuseum.taipei/jp/index.aspx |
おわりに
以上、北投温泉博物館についての紹介でした。
北投へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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