嘉義駅(台湾鉄道)について紹介します。
日本統治時代の1933年に竣工した駅舎が現在も使われています。
この記事の概要
嘉義駅(台湾鉄道)の見どころと感想
嘉義駅(台湾鉄道)はどんなところ?
嘉義駅は、日本統治時代の1902年に開業しました。現在使用されている駅舎は1933年に完成したものです。戦時中の空襲によって被害を受けましたが、1949年に修復され現在の姿に至っています。1998年にはその歴史的価値が認められ市定古蹟に指定されました。
また嘉義駅は、阿里山への玄関口としても知られており、嘉義は阿里山と同義として国内外に認識されています。嘉義から阿里山へはバスや阿里山林業鉄道(現在は途中まで)で行くことができます。
嘉義駅(台湾鉄道)へのアクセス(行き方)
台湾高速鉄道(新幹線)・嘉義駅からBRT(バス)やタクシーで約20分。
台南駅(台鉄)から特急で約30分。
高雄駅(台鉄)から特急で約1時間。
見どころ・感想
こちらが嘉義駅の駅舎です。
すっきりとした印象でどことなく可愛らしい外観です。北海道のJR小樽駅とよく似ていることでも知られています。
数年前までは駅舎正面にコンクリート製の雨除けが設置されていましたが、現在では撤去されより当時に近い姿へと戻っています。台湾では古い建物を保存し活用するという意識が非常に強いですね。
阿里山林業鉄道の切符売り場は当時からあったと思われる窓口を利用しています。
阿里山森林鉄道(現在の阿里山林業鉄道)は、日本統治時代に林業資源開発のために計画され開業しました。
駅コンコースは天井が高く吹き抜けになっています。
白の内装にピンクの装飾が可愛らしいです。
プラットフォームは台南駅とよく似ていますね。
嘉義といったら『KANO』ですが地下通路の壁に大きな絵が描かれていました。
参考 映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』は台湾と日本の歴史的な繋がりを描いた後世に語り継がれる名作
嘉義駅を利用する予定のある方は、駅舎自体をじっくり見学してみるのも面白いと思います。
嘉義駅(台湾鉄道)の基本情報
嘉義駅(台湾鉄道)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 嘉義市西区番社里中山路528号 |
HP | https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00H/tipH41/viewStaInfo/4080 |
おわりに
以上、嘉義駅(台湾鉄道)についての紹介でした。
嘉義へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。