台北にある監察院(旧台北州庁舎)について紹介します。
日本統治時代の1915年竣工の優雅な官庁建築です。
この記事の概要
監察院(旧台北州庁舎)の見どころと感想

監察院(旧台北州庁舎)はどんなところ?
監察院は、台北市中正区にある歴史的建造物で、もとは日本統治時代の1915年に台北州庁舎として建てられたました。設計は台湾総督府技師・森山松之助によるもので、赤レンガ造りの外観と複数のドーム屋根が印象的な後期ルネサンス様式を採用しています。
戦後は中華民国政府の監察院(国家機関や公務員の不正を調査する独立機関)として使用され、現在も現役の行政機関として機能しています。1998年には台湾の国定古跡に指定され、保存・活用が進められています。
監察院(旧台北州庁舎)へのアクセス(行き方)
MRT板南線・淡水信義線台北駅M7出口から徒歩約4分。
MRT板南線善導寺2番出口から徒歩約4分。
MRT淡水信義線台大医院駅3番出口から徒歩約10分。
見どころ・感想
L字型の大きな建物は、当時の官庁建築らしい重厚感のある外観です。

北西角に設けられた入口ファサードは、大小のオーダーや三つのドーム屋根を配し、堂々とした威厳と優雅さを漂わせています。

南西角にも入口がありますが、おそらくこちらは後から増築されたものだと思われます。

監察院(旧台北州庁舎)の基本情報
監察院(旧台北州庁舎)の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 台北市中正区忠孝東路一段2号 |
| HP | https://nchdb.boch.gov.tw/assets/advanceSearch/monument/19980730000002 |
内部の見学は、毎週金曜日の9:00~12:00、14:00~17:00で可能です(予約不要、パスポートなどの身分証明書の提示が必要)。詳しくは監察院の公式HPを参照してください。
おわりに
以上、監察院(旧台北州庁舎)についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。