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【京都】東本願寺の見どころ・感想・基本情報※雄大な木造建築が並ぶ

京都にある東本願寺について紹介します。

境内には雄大な木造建築が並びます。

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東本願寺の見どころと感想

東本願寺 京都 見どころ 感想 基本情報

東本願寺はどんなところ?

京都市中心部にある東本願寺は、浄土真宗大谷派の本山で、正式名称を真宗本廟といいます。その起源は、浄土真宗の開祖である親鸞聖人が説いた教えを基盤にしています。念仏を唱えることで誰もが平等に救われるという親鸞聖人の教えは後に多くの信徒を集め、宗派として発展しました。

東本願寺は1602年、徳川家康が教如に土地を与えたことをきっかけに、新たに設立されました。この背景には、本願寺をめぐる宗派内の対立がありました。もともと一つだった本願寺は、戦国時代の混乱や権力者からの影響を受けて分裂が深まりました。こうした状況の中、徳川家康の仲裁と支持を受けた教如が新たな本山を設立したことで、本願寺は東西に分裂しました。

現在、東本願寺は地元の人々から「お東さん」という愛称で親しまれ、西本願寺の「お西さん」とともに、浄土真宗の象徴的な存在となっています。

東本願寺へのアクセス(行き方)

JR京都駅中央口より徒歩約7分。

京都市営地下鉄烏丸線五条駅8番出口より徒歩約7分。

見どころ・感想

歴史的に何度も火災に見舞われた東本願寺は、江戸時代や幕末の禁門の変での焼失を乗り越え、明治時代に再建されました。現在の伽藍は、その際に構築されたものが多くを占めています。

御影堂門

東本願寺 御影堂門

御影堂門は、高さ27メートルを誇る日本最大級の二重門です。1911年(明治44年)に再建されました。正面幅21メートル、奥行き13メートルの規模を持ち、楼上には宗祖親鸞聖人の教えが記された真宗本廟の扁額が掲げられています。

釈迦如来や弥勒菩薩などの三尊像も安置されており、荘厳な装飾が門の格調をさらに高めています。この門は、京都三大門の一つとして知られ、訪れる人々を圧倒する風格を備えています。

御影堂

東本願寺 御影堂

東本願寺の象徴とも言える御影堂は、世界最大級の木造建築物の一つです。正面幅76メートル、奥行き58メートル、高さ38メートルの規模を誇り、内部には927畳の畳が敷かれています。

堂内中央には親鸞聖人の御真影が安置されており、左右には歴代門首や八代蓮如上人の御影が並びます。建築様式は和様の道場形式で、内陣の金色に彩られた装飾が静謐な雰囲気を醸し出しています。

この堂宇は、1864年の禁門の変による焼失後、1895年(明治28年)に再建されました。

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阿弥陀堂門

東本願寺 阿弥陀堂門

阿弥陀堂門は、御影堂門の南に位置する四脚門形式の門で、高さ13メートルほどの規模を持ちます。1911年(明治44年)に再建されました。

切妻造りの唐破風が特徴的で、かつて唐門とも呼ばれていました。

阿弥陀堂

東本願寺 阿弥陀堂

御影堂の南側に位置する阿弥陀堂は、本尊阿弥陀如来を安置する堂宇です。正面幅52メートル、奥行き47メートル、高さ29メートルと御影堂に次ぐ規模を誇ります。

堂内には仏説阿弥陀経の世界観が表現されており、柱や天井まで金色で荘厳されています。左右には法然上人をはじめとする七高僧や聖徳太子の御影像が掲げられ、仏教文化の豊かさを体感できる場所です。

この堂宇も御影堂と同じく1895年(明治28年)に再建されました。

菊門

東本願寺 菊門

菊門は、かつて朝廷からの勅使が使用したことから勅使門とも呼ばれる門です。この門は1911年(明治44年)に京都府技師の亀岡末吉の設計によって完成しました。

門扉には金色の大菊花が浮き彫りされており、その華やかな装飾が目を引きます。

蓮華の噴水

東本願寺 蓮華の噴水

東本願寺前広場にある蓮華の噴水は、1918年(大正7年)に関西近代建築の父と称される武田五一の設計によって完成しました。

蓮の花を模したデザインが特徴で、周囲の瓦は御影堂の修復時に出た廃材を再利用しています。この噴水には琵琶湖疏水から水が供給され、東本願寺の防火用水道としての機能も担っています。

東本願寺の基本情報

東本願寺の場所の地図は以下の通りです。

住所 〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る
電話 075-371-9181
開門時間 3月~10月 5:50~17:30
11月~2月 6:20~16:30
公式HP https://www.higashihonganji.or.jp/

おわりに

以上、東本願寺についての紹介でした。

京都へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。

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