ベトナム・ハノイにあるタンロン遺跡について紹介します。
ハノイが千年以上にわたり歩んできた歴史を感じることができる魅力的なスポットです。
タンロン遺跡の見どころと感想
タンロン遺跡はどんなところ?
タンロン遺跡(昇龍皇城)は、2002年にベトナムの首都ハノイ中心部で発掘された歴史的遺跡群で、2010年に世界文化遺産に登録されました。
1010年に李朝がこの地に都を定めたことを契機に、ハノイ(旧称タンロン)は政治・文化の中心地として発展を始めました。その後、約800年にわたる王朝統治を経て、現在に至るまで千年以上にわたり、首都としての歴史を紡いでいます。この長い歴史の中で、遺跡は異なる時代の建築や文化が層を成す形で保存され、ベトナムの歴史的発展を物語る貴重な証拠となっています。
タンロン遺跡では、中国支配時代の影響が感じられる遺構、王宮時代の壮麗な建築、さらにはフランス植民地時代の影響を受けた建物など、多様な文化の融合を見ることができます。
タンロン遺跡へのアクセス(行き方)
ホーチミン廟から徒歩約13分程度。
文廟から徒歩約13分程度。
見どころ・感想
入場ゲートを通り奥に進むと最初に現れるのがこちらのドアン門(端門)です。
ドアン門は第一城壁の正門にあたり、中央にある一番大きな入口は皇帝のみが通ることを許されていたそうです。
門の上の楼閣に登り景色を楽しむことも可能です。奥には国旗掲揚塔が見えます。
こちらはキンティエン殿(敬天殿)です。
キンティエン殿は皇帝の宮殿があったとされる場所で、龍の階段は当時のものがそのまま残っています。
こちらのフランス時代の建物は、遺跡内の出土品などの展示ルームとして使用されています。
こちらの建物は、ベトナム戦争時に旧北ベトナム軍の作戦司令部が置かれていた建物で、D67と呼ばれた地下室が公開されています。
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タンロン遺跡の基本情報
タンロン遺跡の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 19C Hoang Dieu Street, Dien Bien Ward, Ba Dinh District, Ha Noi, Vietnam |
開館時間 | 8:00~17:00 |
入場料 | 10万ドン |
HP | https://hoangthanhthanglong.vn/en |
おわりに
以上、タンロン遺跡についての紹介でした。
ハノイへ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。