神戸にある神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)について紹介します。
1918年竣工の近代建築です。
この記事の概要
神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)の見どころと感想

神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)はどんなところ?
神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)は、1918年に日本郵船の神戸支店として建設された歴史的建造物です。設計は曽禰中條建築事務所によるもので、古典様式を基調としながらも、アール・ヌーヴォーの影響を感じさせる装飾が随所に見られます。
竣工当時はドーム屋根を備えていましたが、1945年の神戸空襲で焼失しました。その後の改修で一部意匠が簡素化されたようですが、石貼の外壁や装飾的な窓枠などから当時の面影を色濃く残しています。
また、1994年に実施された耐震補強工事のおかげで、翌年の阪神・淡路大震災では大きな被害は免れたそうです。現在は神戸メリケンビルとしてオフィスや店舗に活用されています。
神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)へのアクセス(行き方)
JR・阪神元町駅西口より徒歩約8分。
各線三宮駅、三ノ宮駅より徒歩約15分。
見どころ・感想
建物外観は二層構成で、上部には半円アーチやコリント式小円柱が配され、重厚かつ華やかな印象です。

玄関上部に見られるペディメントも素敵です。

建物の外壁には、この場所がかつてアメリカ領事館の跡地であることを示す説明版が設置されています。

1868年、神戸港の開港とともにこの地に仮のアメリカ領事館が置かれ、領事館前の波止場は「メリケン(American)波止場」と呼ばれるようになりました。
神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)の基本情報
神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通1丁目1-1 |
おわりに
以上、神戸メリケンビル(旧神戸郵船ビル)についての紹介でした。
神戸へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。