台北にある老松国民小学(旧老松国民学校)について紹介します。
1920年代に改築された校舎が今も一部残っています。
この記事の概要
老松国民小学(旧老松国民学校)の見どころと感想

老松国民小学(旧老松国民学校)はどんなところ?
台北市萬華区の老松国民小学(旧老松国民学校)は、1896年に設立された台湾でも最古級の小学校です。1920年代に改築された鉄筋コンクリート造の校舎は三方に教室を配置し中央に運動場を設ける当時一般的な学校建築のスタイルになっています。
廊下には半円アーチを取り入れるなど洋風の意匠が施され、歴史的価値も高く、1999年には台北市の市定古蹟に指定されています。1966年には在籍児童数が11,110人に達し、世界一のマンモス校として注目を集めましたが、現在は数百人程度の規模となっているようです。
老松国民小学(旧老松国民学校)へのアクセス(行き方)
MRT板南線龍山寺駅3番出口より徒歩約5分。
MRT松山新店線小南門駅1番出口より徒歩約11分。
見どころ・感想
敷地の外からしか見学はできませんが、かなり規模の大きな校舎であることが分かります。

老松国民小学の南側一帯には、清朝から日本統治時代にかけて形成された町並みが保存された剝皮寮歴史街区があります。

もともとこの場所は、日本統治時代に作成された都市計画において、学校の拡張予定地として定められていたため、建築制限がかけられ大規模な再開発や建て替えが行われませんでした。
戦後もこの指定は引き継がれ、長らく利用されないまま残された結果、赤レンガ造の商家や伝統的な街屋が奇跡的に現存することとなったようです。
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老松国民小学(旧老松国民学校)の基本情報
老松国民小学(旧老松国民学校)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市萬華区桂林路64号 |
HP | https://nchdb.boch.gov.tw/assets/advanceSearch/monument/19990629000004 |
おわりに
以上、台北・老松国民小学(旧老松国民学校)についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。