大阪にある綿業会館について紹介します。
1931年竣工の大阪を代表する近代建築です。
綿業会館の見どころと感想

綿業会館はどんなところ?
綿業会館は、大阪市中央区の船場に位置する歴史的建造物で、1931年に日本綿業倶楽部の会館として竣工しました。設計は渡辺節が担当し、村野藤吾も設計に携わっています。建築資金には、東洋紡績の岡常夫の遺志による寄付などが充てられ、総額は当時で150万円、現在の数十億円に相当するとされています。
建物は鉄骨鉄筋コンクリート造の地上6階、地下1階建てです。外観はルネサンス風の落ち着いた意匠でまとめられていますが、内部は社交クラブらしく華やかで、部屋ごとに異なる建築様式が取り入れられています。建築技術と意匠の両面で高く評価されており、2003年に国の重要文化財、2007年には近代化産業遺産に指定されました。
綿業会館へのアクセス(行き方)
Osaka Metro御堂筋線・中央線・四つ橋線本町駅1番、3番出口より徒歩約5分。
Osaka Metro堺筋線・中央線堺筋本町駅12番、17番出口より徒歩約5分。
見どころ・感想
建物の外観は、低層部がアーチ型の窓が配された石積み、上層部が茶褐色のタイル貼りで、格調高い雰囲気を演出しています。

窓まわりの装飾や手すりも細やかにデザインされており、シンプルながらも洗練された美しさが感じられます。

綿業会館の基本情報
綿業会館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒541-0051 大阪府大阪市中央区備後町2丁目5-8 |
公式HP | https://mengyo-club.jp/ |
おわりに
以上、綿業会館についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。