大阪市にある旧大阪砲兵工廠化学分析場について紹介します。
大阪城公園内に残る軍事工場跡です。
この記事の概要
旧大阪砲兵工廠化学分析場の見どころと感想

旧大阪砲兵工廠化学分析場はどんなところ?
旧大阪砲兵工廠化学分析場は、1919年に建設された大日本帝国陸軍の兵器工場・大阪砲兵工廠の一部として作られた施設です。ここでは兵器の材料研究や化学実験が行われていたとされています。建物はネオ・ルネサンス風の赤煉瓦造りで、地上2階・地下1階の構造となっており、陸軍の建築部に所属していた置塩章が設計を担当しました。
終戦直前の大空襲にも耐え抜き、戦後は大阪大学や自衛隊の施設として利用されてきました。しかし1998年以降は使用されなくなり、現在は廃墟のような状態で残されています。その重厚な外観は、かつての軍都大阪の記憶を今に伝える貴重な建築遺産となっており、今後の保存と活用が期待されています。
旧大阪砲兵工廠化学分析場へのアクセス(行き方)
Osaka Metro谷町線・京阪天満橋駅3番出口より徒歩約10分。
JR東西線大阪城北詰駅1番出口より徒歩約12分。
Osaka Metro谷町線・中央線谷町四丁目駅1A番出口より徒歩約16分。
見どころ・感想
旧大阪砲兵工廠化学分析場は、大阪城公園の北西、京橋口付近に位置しています。かつての工廠正門があった場所には、今も左右の石組が残されています。

門をくぐると、守衛詰所(あるいは便所だったと推測される建物)が朽ちた姿で静かに佇み、当時の面影を今に伝えています

さらに進んでいくと、赤煉瓦造りの化学分析場が現れます。

フェンスに囲まれながら静か建っており、戦前の軍需施設としての歴史と記憶を、ひっそりと留めています。
旧大阪砲兵工廠化学分析場の基本情報
旧大阪砲兵工廠化学分析場の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒540-0002 大阪府大阪市中央区大阪城3-30 |
HP | https://www.osakacastlepark.jp/articles/detail.html?id=224&lang=ja/ |
おわりに
以上、旧大阪砲兵工廠化学分析場についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。