大阪にある大阪府庁舎本館について紹介します。
本庁機能を担う現存最古の都道府県庁舎です。
大阪府庁舎本館の見どころと感想

大阪府庁舎本館はどんなところ?
大阪府庁舎本館は、大阪城の西側に位置する1926年竣工の歴史的建造物で、現在も本庁機能(知事室や議場など)を担っている都道府県庁舎としては日本最古の建物です。建物は鉄筋コンクリート造6階建てで、設計は建築家・平林金吾と岡本馨によるコンペ採用案が元になっています。
外観は白い擬石タイルと花崗岩を用いた明るく直線的なデザインが特徴的で、勾配屋根を排した水平な陸屋根がモダンな印象を与えています。正面玄関まわりにのみ意匠的な装飾を集中させる手法には、当時のセセッション様式の影響が見られ、簡素さと装飾性の調和が巧みに表現されています。
戦前最大規模の庁舎として、今も現役で使用されている歴史的価値の高い公共建築で、2021年には国の登録有形文化財にも指定されています。
大阪府庁舎本館へのアクセス(行き方)
Osaka Metro谷町線・京阪天満橋駅3番出口より徒歩約7分。
Osaka Metro谷町線・中央線谷町四丁目駅1A番出口より徒歩約8分。
見どころ・感想
全体的には直線的でシンプルな印象ですが、正面玄関周辺にはレリーフなどの装飾が集中しています。

正面玄関の幾重にも重なる柱状の装飾面には、幾何学模様や植物文様を中心とした精緻な彫刻が施されています。

玄関上部両脇にはも鳳凰のような繊細な装飾が見られます。

大阪府庁舎本館の基本情報
大阪府庁舎本館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 大阪市中央区大手前2丁目1-22 |
HP | https://www.pref.osaka.lg.jp/o040080/otemaemachi/honkan-top/index.html |
おわりに
以上、大阪府庁舎本館についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。