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『セデック・バレ』は日本統治時代の台湾で起きた霧社事件を描いた骨太な大作映画

セデック・バレ 台湾映画

今回は、『セデック・バレ』(2011年)という台湾映画について紹介します。

日本統治時代の台湾において起きた先住民族におよる抗日蜂起事件(霧社事件)を描いた作品です。

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セデック・バレの作品情報

タイトル セデック・バレ
公開 2011年
監督 魏徳聖(ウェイ・ダーション)
作品紹介 台湾映画史上最高額となる7億台湾元をかけて制作された作品。第48回金馬奨で最多五部門を受賞。

セデック・バレの動画配信情報

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セデック・バレの登場人物(キャスト)

モーナ・ルダオ(青年:ダー・チン/壮年:リン・チンタイ) セデック族マヘボ社の頭目。
タイモ・ワリス(マー・ジーシアン) セデック族トンバラ社の勇士。モーナと対立。
高山初子(オビン・タダオ)(ビビアン・スー) 日本人と結婚したセデック族の女性。
小島源治(安藤政信) 先住民に理解を示す日本の警察官。霧社事件
佐塚愛佑(木村祐一) 日本の警察官の責任者。
鎌田弥彦(河原さぶ) 討伐部隊を指揮する日本の指揮官。

セデック・バレのストーリー(あらすじ)

1895年、日清戦争で清が敗れると台湾は日本に割譲された。

台湾中部の山間部で暮らすセデック族は、それぞれの狩場を守り、侵入してきた敵の首を狩る事で英雄となり、顔に刺青を入れる事を伝統とし、死ぬ時は虹の橋を渡り永遠の狩場をへ行けると信じていた。

日本の統治はやがてセデック族の集落にも及び彼らの平穏な生活は奪われていった。

それから35年、セデック族と日本人のとある衝突をきっかけに、一族の抑え込まれていた感情が爆発し、頭目のモーナ・ルダオを中心に蜂起を決意する…。

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セデック・バレのネタバレと感想

ここからは少しネタバレになります。

日本統治時代3部作の第2作

この映画は、台湾人映画監督・魏徳聖(ウェイ・ダーション)による日本統治時代3部作の第2作目となる作品です。1作目の『海角七号 君想う、国境の南』(2008年)と3作目の『KANO 1931海の向こうの甲子園』(2014年))においては、台湾人と日本人の交流が描かれたのに対して、今作では、台湾の先住民と日本人が真っ向から対立する様子が描かれます。

この映画で描かれるのは、1930年10月27日、日本統治時代の台湾で起きた霧社事件という実在の抗日反乱事件です。マヘボ社の頭目モーナ・ルダオを中心にセデック族の300人ほどの男たちが霧社の学校で行われていた運動会に集まった人たちを襲い、約130人近くの日本人が殺されました。

骨太な大作映画

映画は第一部と第二部から構成され、合計4時間半を超える大作です。第一部「太陽旗」では、伝統的な暮らしぶりを日本の統治に脅かされたセデック族が武装蜂起するまでを描き、第二部「虹の橋」では、圧倒的な軍事力を誇る日本軍によってセデック族が徐々に追いやられていく様子が描かれています。

このような事件があったというのは今回初めて知りましたが、自分なりに調べてみたところ、映画は概ね史実に忠実に作られている印象を受けました。もともと住んでいた自分たちの土地に突如やって来た日本人による文明化政策によって、生蕃(せいばん)と蔑まれ差別的な待遇を受けていたセデック族が反感・恨みを募らせていく様はなかなか説得的です。日本人の首が次々と切り落とされる戦闘シーンは凄惨を極めますがかなりの力の入れようで見応えがありました。

このように本作品は、台湾の歴史的な出来事に焦点を当て、勝つ見込みが無いと分かっていながら、自らの生き方と誇りを守るために武装蜂起したセデック族の精神と、事件の顛末を丹念に描いた傑作映画と言えるのではないかと思います。

おわりに

このドラマの評価

以上、今回は、『セデック・バレ』という映画についての紹介でした。

約4時間半という長さを忘れさせる熱量のある作品でした。

映画は、文化と信仰の衝突という視点で描かれていますが、どちらか一方を善としもう一方を悪とするような単純な図式化はなされておらず、到底、反日映画にとどまるような内容でもありません。

友好関係が強調されがちな日本と台湾ですが、両国の間にこのような暗いな歴史があったのだということを学ぶことができる優れた映画です。

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