台南にある飛虎将軍廟について紹介します。
太平洋戦争末期の台湾沖航空戦で戦死した日本軍のゼロ戦パイロットを祀る廟です。
この記事の概要
飛虎将軍廟の見どころと感想

飛虎将軍廟はどんなところ?
飛虎将軍廟(鎮安堂飛虎将軍廟)は、台南市郊外の海尾にある民間信仰の廟です。
太平洋戦争末期の台湾沖航空戦で戦死した日本海軍の杉浦茂峰兵曹長が「飛虎将軍」として祀られています。「飛虎将軍」の飛虎は戦闘機、将軍は杉浦兵曹長を表しています。
由来とエピソード
茨城県水戸市出身の日本海軍兵曹長・杉浦茂峰(1923-1944)は、太平洋戦争末期の1944年10月12日、台南上空で米軍機を迎撃して被弾・撃墜されました。その際、機体が集落に落ちて被害が広がることを恐れた杉浦兵曹長は、住宅地を避け田畑の方向へ操縦してから落下傘で脱出しました。しかし、降下中に機銃掃射を受け、落下傘が破れ墜落死した、という伝承が語り継がれています。
戦後、海尾の人々の間で、白い帽子と服の日本の若い海軍士官の夢を見たという体験談が複数確認されました。その後、自らの命を顧みず村を救った恩人の霊だとして祀る動きが広まり、1971年に杉浦兵曹長を祀るための祠が建てられました。1993年には現在の廟に建て直され、地域の守り神として今も手厚く祀られています。
飛虎将軍廟へのアクセス(行き方)
台南駅(台湾鉄道)からタクシーで約20分。
見どころ・感想
廟の入口には日本語で歓迎のメッセージが掲げられていました。

こちらが拝殿になります。日本と台湾、両国の国旗が立てられています。

飛虎将軍のご神体。

廟内には飛虎将軍こと杉浦氏の写真や資料などが多く展示されていました。

2024年には、杉浦氏のエピソードをもとにした小説『君と共に空へ飛ぶ』(菅野茂著)も発表されています。
飛虎将軍廟の基本情報
飛虎将軍廟の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 台南市安南区大安街730-1号 |
| 電話 | +88662478884 |
| 営業時間 | 5:30~21:00 |
| HP | https://www.facebook.com/hikoshogun/ |
おわりに
以上、飛虎将軍廟についての紹介でした。
台南へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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