今回は、『アジアの天使』（2021年）という映画について紹介します。
石井裕也監督がオール韓国ロケで製作した日韓二組の家族のロードムービーです。
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この記事の概要
アジアの天使の作品情報
| タイトル | アジアの天使 |
| 公開 | 2021年 |
| 監督 | 石井裕也 |
| 作品紹介 | 石井裕也監督がオール韓国ロケで製作。 |
アジアの天使の動画配信情報
| Amazon Prime Video |
×
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| Hulu |
○
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| Netflix |
×
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| dTV |
○
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| U-NEXT おすすめ |
○
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（※配信情報は2023年6月時点のものです。）
『アジアの天使』が見られるのは、Hulu、dTV、U-NEXTです。
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アジアの天使の登場人物（キャスト）
| 青木剛（池松壮亮） | 妻に先立たれたシングルファーザーの小説家。 |
| 青木透（オダギリジョー） | 剛の兄。韓国で化粧品の輸入販売を行う。 |
| 青木学（佐藤凌） | 剛の息子。 |
| チェ・ソル（チェ・ヒソ） | ソウルの売れないタレント。 |
| チェ・ジョンウ（キム・ミンジェ） | ソルの兄。 |
| チェ・ポム（キム・イェウン） | ソルの妹。 |
アジアの天使のストーリー（あらすじ）
妻を病気で亡くした小説家の青木剛は、8歳の息子・学を連れて兄のいるソウルへ向かった。
「韓国で仕事がある」という言葉を頼りに、いざ到着してみると、兄が住んでいる場所には見知らぬ韓国人が出入りしていた…。
アジアの天使のネタバレと感想
ここからは少しネタバレになります。
日韓家族の喪失と再生を描く
この映画は、日本と韓国二組の家族の喪失と再生を描いたロードムービーです。
青木剛は妻を亡くし、兄・透を頼り、息子の学と一緒にソウルへ渡りますが、透は怪しい仕事に手を染めていました。一方、元人気アイドルのチェ・ソルは、自分の本当に歌いたい歌を歌えない境遇に悩みながらも、兄と病気の妹を養うために細々とタレント活動を続けていました。
この心に傷を抱えた日本と韓国二組の家族は、偶然にも同じ電車に乗り合わせ、思わぬトラブルに巻き込まれて共に旅をすることになります。彼らはお互いの言葉が理解できないことから最初は対立することもありましたが、次第に理解し合い互いの傷を癒していきます。
日本と韓国の交流の難しさと可能性
この映画は、日本と韓国の交流についてもいろいろと考えさせられる作品です。
国レベルでは、歴史や政治・経済などの問題でしばしば悪化・緊張する日韓両国の現実があります。しかし、個人レベルでは、映画内で登場する日韓二組の家族のように、助け合いや交流を通して相互理解を深めることができます。
映画は、日本と韓国の交流には困難があることを否定しませんが、それ以上に希望があることを伝えているように感じました。
おわりに
| この映画の評価 |
以上、今回は、『アジアの天使』という映画についての紹介でした。
この映画は、日本と韓国2つの家族のそれぞれの喪失と再生を描きながら、お互いの言葉や文化の違いを乗り越えて交流する姿を描いています。
オダギリジョー演じる兄の透が「この国で必要な言葉は2つだ」と弟の剛に説いた「メクチュチュセヨ（ビールください）」と「サランヘヨ（愛してる）」は、この映画のメッセージを象徴しています。
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