台湾・嘉義にある嘉義文化創意産業園区について紹介します。
日本統治時代の酒工場跡地のリノベスポットです。
この記事の概要
嘉義文化創意産業園区の見どころと感想
嘉義文化創意産業園区はどんなところ?
嘉義文化創意産業園区は、日本統治時代に建設された酒造工場の跡地をリノベーションした文化複合施設です。
この工場はもともと1916年に大正製酒株式会社の工場として建設され、1922年に酒の専売制が導入されたことにより、専売局の管理下に置かれました。
戦後は、中華民国政府に接収され、台湾省公売局の工場として運用され続けてきました。しかし、1999年の921大地震により煙突が損傷したことなどもありその後の操業が困難となりました。
操業停止後、この場所は2003年に嘉義文化創意産業園区としてオープンし、文化と芸術の活動の場として再生されました。
嘉義文化創意産業園区へのアクセス(行き方)
嘉義駅(台湾鉄道)から徒歩約5分。
見どころ・感想
嘉義駅(台湾鉄道)を背に右方向に約5分程歩くと嘉義文化創意産業園区の入口があります。
区内は緑も多くとても綺麗に整備されています。
こちらは区内の案内図です。
区内にある建物には分かりやすくアルファベットが割り振られており、簡単な説明プレートも設置されているので見て回る際の手助けになります。
説明は中国語のみですが、建てられた時期や使用用途などは何となく分かります。
こちらは1937年に建設された包装工場です。
こちらは1930年に建てられた第二醸造工場です。
その脇にある煙突はかつては53mの高さがあったようですが、1999年の地震による被害もあり、現在は安全上の理由から18.4mの高さだけ残されています。
区内でひときわ存在感のあるこちらの建物は1924年に建設された中央試験場です。
ドアの部分には可愛らしい装飾が加えられています。この日は中に入ることは出来ませんでした。
こちらは1930年に建設された倉庫として使われていた建物で、屋根の孤状の突起部分が珍しいデザインです。
こちらも1930年に建設された貯酒室です。温度維持のため窓が多い構造になっています。
こちらのアパートのような外観の建物は麴工場です。こちらも1930年の建設です。
こちらは区内中央付近にある巨大な貯蔵タンクです。
製糖工場で製造された糖蜜アルコールを貯蔵するのが本来の目的でしたが、戦争準備のための燃料を貯蔵するためにも使われていたようです。
白クマの写真撮影スポットもありました。
嘉義文化創意産業園区の基本情報
嘉義文化創意産業園区の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 嘉義市西區中山路616號 |
TEL | +88652160500 |
営業時間 | 10:00~18:00 ※区内は24時間 |
定休日 | 月曜日(※店舗により異なる) |
HP | https://www.g9cip.com/ |
おわりに
以上、嘉義文化創意産業園区についての紹介でした。
嘉義へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。