台湾にある国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)について紹介します。
台湾鉄道の歴史を学ぶことの出来る博物館です。
この記事の概要
国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)の見どころと感想

国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)はどんなところ?
国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)は、台湾の鉄道史を今に伝える貴重な歴史建築と博物館施設です。
現在博物館として使用している建物は、日本統治時代の1920年に完成しました。赤レンガ造りの1階と木造の2階を組み合わせたハーフティンバー様式で、設計は台湾総督府建築部門で活躍した森山松之助によるものです。
この庁舎は、当時の台湾鉄道の中枢機関として機能し、戦後は台湾鉄路管理局の本部として使用されました。現在は文化財として保存・修復が進められ、台湾の近代化に貢献した鉄道発展の歴史を学ぶ場となっています。
国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)へのアクセス(行き方)
MRT松山新店線北門駅、2番出口から徒歩約3分。
見どころ・感想
庁舎建築でありながらも優美な印象の建物です。

鉄道に関する展示もさることながら、美しく修復された建物自体も見どころと言えます。
1階の常設展では台湾の鉄道の歴史を学ぶことが出来ます。

こちらは日本統治時代から戦後にかけて活躍した各種産業鉄道の展示です。

往年の車両を再現したコーナーもあり乗車体験も出来ます。窓から車窓の動画が流れたりけっこうリアルです。

日本統治時代に建てられた屏東の竹田駅の駅舎を再現したコーナーもありました。

2階では鉄道のシステムや安全運行の仕組みを紹介しています。

こちらはさまざまな鉄道信号設備の展示です。

2階にある昔の台北駅周辺の様子を再現したジオラマも見どころです。実際に鉄道模型が走る演出も行われます。

こちらは国立台湾博物館鉄道部園区とその周辺のジオラマです。かなりリアルです。

国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)の基本情報
国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市大同区延平北路一段2号 |
電話 | +886225589790 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
休み | 月曜日 |
入館料 | 100元 |
HP | https://www.ntm.gov.tw/jp/cp.aspx?n=5767 |
おわりに
以上、国立台湾博物館鉄道部園区(旧台湾総督府交通局鉄道部)についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。