三重県にある津観音について紹介します。
1300年の歴史を刻む日本三大観音の一つです。
津観音の見どころと感想

津観音はどんなところ?
津観音(恵日山観音寺大宝院)は、三重県津市にある真言宗醍醐派の古刹で、浅草観音・大須観音と並び日本三大観音の一つに数えられています。創建は和銅2年(709年)、伊勢阿漕浦で漁師の網にかかった聖観音立像をご本尊として祀ったことが始まりとされます。
長い歴史の中で幾度も災禍に見舞われましたが、地域住民や歴代住職の尽力により再建され、津のシンボルとして今日まで受け継がれています。御本尊は聖観世音菩薩で、病気平癒や厄除け、所願成就など多岐にわたる御利益があると信仰されています。
また、伊勢神宮の天照大神の本地仏とされる国府阿弥陀如来も祀られ、江戸時代には「津に参らねば片参り」と言われるほど、伊勢参宮と並ぶ重要な巡礼地でした。文化財も豊富で、1968年に再建された観音堂や、数百点に及ぶ寺宝を所蔵し、その一部は資料館で公開されています。
津観音へのアクセス(行き方)
近鉄名古屋線津新町駅より徒歩約24分。
JR・近鉄津駅よりバスで京口立町下車徒歩約3分。
見どころ・感想
こちらは観音堂です。ご本尊・聖観音立像を安置する津観音の本堂で、1968年に再建されました。2022年には国の登録有形文化財に指定されています。

こちらは2001年に建てられた五重塔です。木造の五重塔があるのは三重県では津観音のみです。

こちらは地蔵菩薩坐像です。頭部は藤堂高虎が朝鮮出兵の際に持ち帰ったと伝わり、右肩部分には太平洋戦争末期の空襲で焼夷弾を受けた痕跡が残ります。

当時の写真が紹介されていました。

津観音の御朱印情報
津観音の御朱印です。

津観音の基本情報
津観音の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒514-0027 三重県津市大門32-19 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
公式HP | https://tsukannon.com/ |
おわりに
以上、津観音についての紹介でした。
三重へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。