京都にある文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)について紹介します。
1928年に建設された京都府警察本部本館を改修・活用した建物です。
この記事の概要
文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)の見どころと感想

文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)はどんなところ?
文化庁京都庁舎は、昭和天皇の即位の礼に合わせて1928年(昭和3年)に建設された京都府警察本部本館を改修・活用した建物です。設計は京都府営繕課、施工は清水組が担当しました。
建物はロマネスク様式を基調とした鉄筋コンクリート造3階建てで、東西中央に設けられた半円アーチの玄関や、波形のロンバルディア・バンド、テラコッタ装飾など、直線的で簡素な外観の中にも洗練された意匠が見られます。
警察庁舎としては日本最古級とされ、文化的価値も高く、2024年には登録有形文化財にも指定されています。2023年からは文化庁の本庁舎として再出発し、歴史的建築の保存と再活用の好例となっています。
文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)へのアクセス(行き方)
京都市営地下鉄烏丸線丸太町駅2番出口より徒歩約9分。
京都市営地下鉄東西線二条城前駅2番出口より徒歩約18分。
見どころ・感想
こちらは京都府庁旧本館がある西側から見た外観です。

建物はスクラッチタイル貼りで、1・2階には縦長の窓、3階にはアーチ型の窓が整然と並ぶ美しい外観です。
こちらは東側から見た外観です。北側に新館が増設されています。

文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)の基本情報
文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 |
おわりに
以上、文化庁京都庁舎(旧京都府警本部本館)についての紹介でした。
京都へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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