横浜にある日本郵船氷川丸について紹介します。
1930年建造のアールデコ様式の内装が美しい豪華客船です。
日本郵船氷川丸の見どころと感想

日本郵船氷川丸はどんなところ?
日本郵船氷川丸は、1930年に日本郵船が建造した大型貨客船で、日本とシアトルを結ぶ北太平洋航路で活躍しました。全長約163メートル、総トン数約1万1千トンの堂々たる姿と、アールデコ様式の豪華な内装から「太平洋の女王」とも称されました。
戦時中は海軍に徴用され、病院船として約3万人の傷病兵を輸送。終戦後は復員船や引揚げ船としても活躍しました。戦後は再び貨客船として航路に復帰し、1960年に現役を引退。現在は横浜・山下公園に係留され、国の重要文化財として保存・公開されています。
日本郵船氷川丸へのアクセス(行き方)
みなとみらい線元町・中華街駅4出口より徒歩約3分。
みなとみらい線日本大通り駅4出口より徒歩約10分。
見どころ・感想
こちらは一等食堂です。

木製の壁とアールデコ調の天井照明が豪華な雰囲気を演出しています。

趣のあるチェストと時計。

こちらは暖炉や赤い椅子が配された一等社交室です。

やはりこちらもアールデコの装飾が随所に施され華やかに演出されています。

中央階段は豪華な船内を象徴するようなとりわけ素敵な空間です。

幾何学模様の手すり中央部分には、船名の由来になった氷川神社の神紋「八雲」があしらわれています。

こちらの落ち着いた雰囲気の一等喫煙室は主に男性の社交場だったようです。

当時の調度品が再現された一等客室はコンパクトながらも優雅な空間に演出されています。

こちらの一等特別室はスイートルームという扱いで、チャップリンなどの著名人も利用したそうです。

こちらは航海士の気分を味わえる操舵室。

船首デッキからは横浜港とベイブリッジを一望できます。

巨大なディーゼルエンジンが並ぶ機関室には、当時最先端のB&W社製主機が今も残っています。

こちらの三等客室は先ほどの一等客室とは打って変わった雰囲気です。三等客は一等、二等の船客エリアへの立ち入りは制限されていたようです。

出口付近には展示コーナーも設けられています。

氷川丸の歴史を紹介するパネルや模型、イラストなどが展示されています。

日本郵船氷川丸の基本情報
日本郵船氷川丸の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先 |
| 開館時間 | 10:00~17:00 |
| 休館日 | 月曜日 |
| 入館料 | 300円 |
| 公式HP | https://hikawamaru.nyk.com/ |
おわりに
以上、日本郵船氷川丸についての紹介でした。
横浜へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。