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名古屋市美術館の見どころ・感想・基本情報※特別展「藤田嗣治 絵画と写真」に行って来た

愛知県名古屋市の名古屋市美術館について紹介します。

特別展「藤田嗣治 絵画と写真」に行って来ました。

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名古屋市美術館の見どころと感想

名古屋市美術館 見どころ 感想 基本情報

名古屋市美術館はどんなところ?

名古屋市美術館は、名古屋市中区の白川公園内にある公立美術館です。建物は愛知県出身の黒川紀章によるもので、日本と西洋の建築様式を融合させたデザインが特徴です。

展示は、郷土ゆかりの作家、エコール・ド・パリ、メキシコ・ルネサンス、現代美術という4つのテーマを軸に構成し、モディリアーニやシャガールといった海外の巨匠から、名古屋や東海地方にゆかりのある作家まで幅広く紹介しています。

名古屋市美術館へのアクセス(行き方)

地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅5番出口から徒歩約8分。

地下鉄鶴舞線大須観音駅2番出口から徒歩約7分。

地下鉄名城線矢場町駅4番出口から徒歩約10分。

見どころ・感想

特別展「藤田嗣治 絵画と写真」と同時開催中の常設企画展「近代名古屋の日本画界」に行って来たので簡単に紹介します。

特別展「藤田嗣治 絵画と写真」

名古屋市美術館 見どころ 感想 基本情報 特別展 藤田嗣治 絵画と写真

特別展「藤田嗣治 絵画と写真」は、画家・藤田嗣治が残した数千点に及ぶ写真に注目し、絵画との関係を探る世界初の試みです。藤田が写真を創作の素材としてどのように活用し、自身をどのように表現していたのかを解き明かします。代表作と対応する写真や、日本初公開の貴重な写真群を通して、藤田の創作過程と自己演出の巧みさを浮かび上がらせる展覧会です。

本展は、画家としての藤田だけでなく、写真家・被写体としての藤田の多面的な姿を感じられる貴重な機会でした。写真を単なる記録ではなく創作過程の一部と捉える視点が新鮮で、絵画に込められた構図や人物描写の裏にある「観察のまなざし」がより明確に見えてきます。彼のセルフポートレートや戦略的な自己像も印象的で、芸術家としての意識と時代性を再考させられる展覧会でした。

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常設企画展「近代名古屋の日本画界」

名古屋市美術館 近代名古屋の日本画界 水谷芳年『花鳥図屏風』
水谷芳年『花鳥図屏風』(1920年代)

常設企画展 「近代名古屋の日本画界」では、明治末期から昭和戦前期にかけて、名古屋および中京地域で活躍した30人以上の日本画家たちの作品を紹介しています。江戸時代からの伝統を受け継ぎながら、東京や京都で新たな日本画を学んだ画家や地元で独自の活動を展開した作家たちが並び「中京画壇」の形成過程に光を当てる企画です。

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喜多村麦子『暮れ行く堀川』は、名古屋・堀川を舞台に、夕暮れ時の水辺風景を描いた作品です。

名古屋市美術館 近代名古屋の日本画界 喜多村麦子『暮れ行く堀川』
喜多村麦子『暮れ行く堀川』(1928年)

渡辺幾春『蓄音機』は、和装姿の女性が蓄音機を前に音楽を聴く姿が描かれています。

名古屋市美術館 近代名古屋の日本画界 渡辺幾春『蓄音機』
渡辺幾春『蓄音機』(1933年)

中京画壇の形成に当たり、第十回関西府県連合共進会(1910年)と御大典奉祝名古屋博覧会(1928年)という二つの博覧会が大きな役割を果たしたことについても紹介されています。

名古屋市美術館 近代名古屋の日本画界

名古屋市美術館の基本情報

名古屋市美術館の場所の地図は以下の通りです。

住所 〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17番25号(芸術と科学の杜・白川公園内)
開館時間 9:30~17:00
祝休日を除く金曜日は20:00まで
休館日 月曜日、展示替期間、年末年始
入館料 300円(常設展)
特別展は展示により異なる
公式HP https://art-museum.city.nagoya.jp/

おわりに

以上、名古屋市美術館についての紹介でした。

名古屋へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。

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