東京都千代田区にある東京大学発祥の地について紹介します。
この記事の概要
東京大学発祥の地の見どころと感想
東京大学発祥の地はどんなところ?
東京大学発祥の地は、東京都千代田区神田錦町3丁目に位置し、現在は学士会館が建つ場所にその歴史的な起源があります。1877年に神田錦町3丁目にあった東京開成学校と本郷にあった東京医学校が合併し、東京大学が創立されました。当時は法学部、理学部、文学部、医学部の4学部から構成され、法学部、理学部、文学部の校舎がこの神田錦町3丁目に設けられました。
その後、東京大学は1885年までに本郷へと移転し、今日知られる大規模なキャンパスへと発展しました。また、この地は東京外国語大学や一橋大学、学習院などの発祥の地でもありました。この地域に学生たちが集まることで、後に神保町の書店街や出版文化が栄え、日本の教育や文化の中心地として発展しました。
東京大学発祥の地へのアクセス(行き方)
都営三田線・都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅A9出口から徒歩約1分。
東京メトロ東西線竹橋駅3a出口から徒歩約5分。
JR中央線・総武線・御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から徒歩約15分。
見どころ・感想
東京大学発祥の地(我が国の大学発祥地)の説明版です。
我が国の大学発祥地
当学士会館の現在の所在地は我が国の大学発祥の地である。
すなわち、明治十年(一八七七年)四月十二日に神田錦町三
丁目に在った東京開成学校と神田和泉町から本郷元富士町に移
転していた東京医学校が合併し、東京大学が創立された。
創立当初は法学部・理学部・文学部・医学部の四学部を以て
編成され、法学部・理学部・文学部の校舎は神田錦町三丁目の
当地に設けられていた。
明治十八年(一八八五年)法学部には文学部中の政治学及び
理財学科が移され法学部と改称され、また理学部の一部を分
割した工芸学部が置かれた。このようにして東京大学は徐々に
充実され明治十八年までに本郷への移転を完了した。
従って、この地が我が国の大学発祥地すなわち東京大学発祥
の地ということになる。
明治十九年三月東京大学は帝国大学と改称され、その時、そ
れまで独立していた工部大学校と工芸学部が合併され工科大学
となり、その後東京農林学校が農科大学として加えられ、法・
医・工・文・理・農の六分科大学と大学院よりなる総合大学が
生まれ帝国大学と名付けられた。
更に、明治三十年(一八九七年)には京都帝国大学の設立に
伴い、東京帝国大学と改称された。
爾後明治四十年に東北帝国大学、明治四十四年に九州帝国大
学、大正七年に北海道帝国大学、昭和六年に大阪帝国大学、昭
和十四年に名古屋帝国大学が設立された他、戦後なくなったが
大正十三年に京城帝国大学、昭和三年に台北帝国大学がそれぞ
れ設立された。
昭和二十二年(一九四七年)に至って、右の七帝国大学はそ
れぞれ東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、北海道大学、
大阪大学、名古屋大学と呼称が変更された。
明治十九年七月創立の学士会は以上の九大学の卒業生等を以
て組織され、その事業の一つとして、当学士会館を建設し、そ
の経営に当っている。平成三年(一九九一年)十一月 学士会
東京大学発祥の地の基本情報
東京大学発祥の地の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目28 |
おわりに
以上、東京大学発祥の地についての紹介でした。
東京都千代田区へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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