統一会堂の見どころ・感想・基本情報※ベトナム戦争終結の地

ベトナム・ホーチミンにある統一会堂について紹介します。

ベトナム戦争終結の舞台となった歴史的な場所です。

統一会堂の見どころと感想

統一会堂はどんなところ？

統一会堂は、かつて南ベトナムの大統領官邸として使用されていた場所で、1975年4月30日、北ベトナム軍の戦車がこの建物のフェンスを破って侵入し、ベトナム戦争終結の歴史的な舞台となりました。

1976年、ベトナムの南北統一を契機に統一会堂という名前に改められました。建物はベトナム戦争終結時のまま保存され、現在は博物館として100以上の部屋が一般公開されています。

統一会堂へのアクセス（行き方）

戦争証跡博物館から徒歩約8分程度。

ホーチミン人民委員会庁舎から徒歩約10分程度。

見どころ・感想

中庭

敷地内の中庭には、当時フェンスを破って侵入した戦車が展示されています。

1階

1階は公式の迎賓や政府の会議のための部屋が並びます。内閣会議室、宴会室、講堂などがあり、国内外の要人を迎えるために使用されていました。

2階

2階には大統領の執務と作戦計画のための部屋があり、日々の政務や戦時中の軍事作戦の計画に使用されていました。

3階

3階は大統領とその家族のためのスペースです。大統領夫人応接室、娯楽室、図書室、映画室などがあり、プライベートな生活や娯楽のために使われていました。

4階

4階は社交と娯楽のためのスペースです。ダンスルームやバーがあり、政治的エリートの社交場として利用されていました。

4階からは3階屋上にある緊急脱出時用のヘリポートも見られます。赤い丸の印は爆弾が落とされた跡を示しています。

地下室

地下階は豪華絢爛な地上階とは雰囲気が打って変わり軍事作戦と緊急時の脱出のためのスペースになっています。作戦司令室や通信室、大統領寝室などがあり、戦時中の指令や通信、暗号解読、緊急時の安全確保のために使用されていました。

統一会堂の基本情報

統一会堂の場所の地図は以下の通りです。

おわりに

以上、統一会堂についての紹介でした。

ホーチミンへ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。