三重県にある桑名城跡・九華公園について紹介します。
城下町の歴史を感じる散策スポットです。
この記事の概要
桑名城跡・九華公園の見どころと感想

桑名城跡・九華公園はどんなところ?
桑名城は、江戸時代に伊勢桑名藩の拠点として揖斐川沿いに築かれた水城です。城の北辺には東海道唯一の海路・七里の渡しがあり、交通の要地に位置していました。慶長6年(1601年)、徳川家康の重臣・本多忠勝が入封し、城の大規模な整備を開始しました。忠勝は旧来の東城跡を基盤に、本丸を中心として二之丸・三之丸・朝日丸などを配した輪郭式の城郭を形成し、最大で櫓51基、多聞櫓46基を備えるなど、海陸交通を意識した堅牢な構造を持っていました。天守は4重6階の壮麗な姿を誇りましたが、元禄14年(1701年)の大火で焼失し、その後は再建されることはありませんでした。
現在、桑名城跡は九華公園として整備され、市民や観光客に親しまれています。園内には藩祖・本多忠勝の銅像が建てられ、その功績がたたえられています。石垣や堀の一部も残されており、かつての城郭の面影を感じることができます。また、本丸跡には鎮国守国神社が建ち、歴代藩主を祀っています。七里の渡しに面した場所には、二層構造で外観復元された蟠龍櫓(ばんりゅうやぐら)もあり、往時の面影を今に伝えるランドマークとなっています。
桑名城跡・九華公園へのアクセス(行き方)
JR・近鉄・養老鉄道桑名駅より徒歩約15分。
JR・近鉄・養老鉄道桑名駅よりバスで本町下車徒歩約5分。
見どころ・感想
こちらは蟠龍櫓は、2003年に国土交通省水門統合管理所として外観復元されました。

建物の2階は展示室として公開されています。蟠龍とは、天に昇る前のうずくまった状態の龍のことです。
蟠龍櫓はその距離にちなんで七里の渡しと呼ばれていた東海道唯一の海路に面した場所に建っていました。
園内には桑名藩初代藩主である本多忠勝の銅像が設置されています。

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【桑名城跡】本多忠勝像の見どころ・感想・基本情報※初代桑名藩主の功績を伝える
三重県にある本多忠勝像について紹介します。 初代桑名藩主の功績を今に伝えています。
本丸跡には鎮国守国神社が鎮座し、松平定綱(鎮国公)と松平定信(楽翁公)が祀られています。

こちらは天守台跡地です。

公園内は歴史と自然が調和する憩いの空間となっており、散策スポットとしてもおすすめです。

桑名城跡・九華公園の基本情報
桑名城跡・九華公園の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒511-0032 三重県桑名市吉之丸5-1 |
おわりに
以上、桑名城跡・九華公園についての紹介でした。
三重へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。