NHKドラマ『マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～』はフィリピンで戦争に翻弄された2人の女性の物語

今回は、『マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～』（2019年）というNHKドラマについて紹介します。

太平洋戦争中のフィリピンで戦争に翻弄された2人の女性の物語です。

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マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～の作品情報

マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～

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マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～の動画配信情報

（※配信情報は2023年5月時点のものです。）

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マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～の登場人物（キャスト）

マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～のストーリー（あらすじ）

1944年、フィリピン・ルソン島。

日本軍によって制圧されたマニラには、移民や商社マンなど多くの日本人家族が暮らしていた。

凛子は日本から豊風商事マニラ支店にタイピストとして赴任することになった。

凛子は同じ会社で働く綾と出会い友情を育むが、2人は忍び寄る戦火に巻き込まれていく…。

マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～の感想や見どころ

ここからは少しネタバレになります。

太平洋戦争中のフィリピンが舞台

このドラマは、太平洋戦争中の1944年から1945年にかけてのフィリピンの戦いを背景に、若い二人の日本人女性の友情と運命を描いています。

物語は、太平洋戦争中のフィリピン、具体的にはルソン島が舞台となっています。アメリカ軍の進撃により追い詰められた日本軍は、女性や子供を含む民間人を山岳地帯に連れて篭城し、最後まで抵抗する道を選びました。この過程で、兵士や民間人は食料や医療などの補給が途絶え、飢えや病気に苦しむこととなりました。その結果、当初3,000人いた日本人の約半数が命を失いました。

同じくNHKのドキュメンタリー『マンゴーの樹の下で～こうして私は地獄を生きた～』は、生存者たちの証言に基づいて制作され、当時の過酷な状況が生々しく伝えられています（こちらもUNEXTで視聴可能）。

女同士の友情と運命を描く

このドラマでは、女性同士の友情と運命が描かれています。物語は、昭和と平成を生き抜いた凛子の回想として展開されます。

凛子は豊かな虹色の世界を夢見て内地からマニラにタイピストとして赴任しました。そこで、綾という日本人の父とフィリピン人の母を持つ少女と出会い、友情を育んでいきます。しかし、すぐに戦争に巻き込まれ、ジャングルでの逃避行が彼女たちを待ち受けます。

このドラマでは、戦場と化したジャングルでの過酷な状況を演じるため、若手女優の清原果耶さんと山口まゆさんの鬼気迫る演技が光りました。彼女たちが凛子と綾をそれぞれ演じ、物語を力強く表現しています。

おわりに

以上、今回は、『マンゴーの樹の下で～ルソン島、戦火の約束～』というドラマについて紹介しました。

太平洋戦争中のフィリピンを舞台にしたこのドラマは、女性や子供らの民間人にも多大な犠牲者が出たことに焦点を当てながら、戦争の悲惨さとその中で紡がれる強い絆を描き出しています。

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