今回は、『ミセン-未生-』(2014年)という韓国ドラマについて紹介します。
韓国のサラリーマンの人間模様を描いたヒューマンドラマですが、歴代ナンバーワン韓国ドラマとして推す人も多いほど評価の高い作品です。
韓国ドラマと聞いてちょっと敬遠してしまうような男性にこそ見て欲しい傑作ドラマです。
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この記事の概要
ミセン-未生-の作品情報
タイトル | ミセン-未生- |
公開 | 2014年 |
脚本 | チョン・ユンジョン |
原作 | ユン・テホ |
作品紹介 | 韓国で数々の賞を受賞。2016年には日本でも中島裕翔主演「HOPE〜期待ゼロの新入社員〜」としてリメイクされた。 |
ミセン-未生-の動画配信情報
Amazon Prime Video |
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Hulu |
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Netflix |
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Lemino |
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U-NEXT おすすめ |
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(※配信情報は2023年8月時点のものです。)
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ミセン-未生-の登場人物(キャスト)
チャン・グレ(イム・シワン) | 元天才棋士。父親の死をきっかけにプロ棋士への道を諦める。26歳まで社会経験がなく母親のコネで大手総合商社ワン・インターナショナルに入社する。 |
アン・ヨンイ(カン・ソラ) | グレの同期。語学が堪能で優秀な同期の紅一点。インターン中は颯爽と活躍するも入社後待っていたのは凄まじいパワハラとセクハラだった。 |
チャン・ベッキ(カン・ハヌル) | グレの同期。エリートを自認しプライドが高い。入社後は単純作業ばかり与えられグレの活躍に嫉妬する。 |
ハン・ソンニュル(ピョン・ヨハン) | グレの同期。お調子者のチャラ男で同期のムードメーカー。父親の影響で現場に強いこだわりを持つ。入社後は癖のある上司に悩まされる。 |
オ・サンシク(イ・ソンミン) | グレの上司。グレが配属される営業三課の課長(後に次長)。出世欲はあまりないが仕事はデキる。人情味があり部下に慕われている。 |
キム・ドンシク(キム・デミョン) | グレの指導役の代理。オ課長のことを慕いグレとも打ち解ける。 |
ミセン-未生-のストーリー(あらすじ)
プロ棋士を目指していたチャン・グレは、父親の死をきっかけにその道を諦める。26歳までバイトに明け暮れていたグレは母親のツテで大手総合商社ワン・インターナショナルのインターンにコネ採用される。
学歴や資格はおろか社会経験もないグレは初めはコピーすらまともにとれず周囲から冷ややかな視線を浴びるが何とかインターン試験を突破し2年間の契約社員として正式に入社する。
入社後も持ち前の真面目さと粘り強さで仕事に取り組むグレは配属先である営業3課のオ課長やキム代理に徐々に認められていく。同期のアン・ヨンイ、チャン・ベッキ、ハン・ソンニュルらとも打ち解け、会社の中に自分の居場所を見つけたグレは正社員として働くことを望むが…。
ドラマタイトルのミセンとは囲碁用語で弱い石を指す言葉です。
ミセン-未生-の見どころ・感想・評価
ここからは少しネタバレになります。
韓国サラリーマン社会のリアルな現実
このドラマは、主人公のチャン・グレが働くことになった大手総合商社を舞台に、そこで働く人たちの姿を描いたヒューマンドラマです。ドラマ内で描かれるのは、学歴、正社員と契約社員、セクハラ、パワハラ、いじめ、派閥、社内政治、不正、接待、酒、同僚愛、同期との絆、といった日本以上の競争社会と言われる韓国のサラリーマン社会のリアルな現実です。
もちろん、ドラマのストーリー自体も回を重ねるごとにどんどん引き込まれていくほど面白いのですが、決して現実離れした内容ではなくリアルに徹しています。チャン・グレはときに囲碁で培った勝負勘を活かして活躍するもそれがすぐさま評価に直結するわけではありません。同様に、エリートの同期達も入社後は思い描いていたのとは違う現実に直面し理不尽な状況にひたすら耐えることを余儀なくされます。
ドラマとしての面白さを追求しながらも、よくあるドラマのような展開とはならず、今まで続いてきた慣習はそう簡単には変わらないという現実までもしっかり描いている点もいいと思いました。
最高のサラリーマン賛歌
ドラマ内では、サラリーマンなら誰もが経験したことのあるような「あるある」のオンパレードで共感無くして観られません。ドラマ内の至るところにサラリーマンの悲哀が詰まっています。
主人公のチャン・グレは社会人経験がないからといって仕事のやり方を手取り足取り一から教えてもらえるわけでもなくバカにされながらも必死に食らい付いていきます。同期の新人たちも初めから自分が希望していた仕事をやれるはずもなく雑用ばかり押し付けられ理想と現実のギャップに直面します。会社という理不尽な場に投げ込まれ苦しんでいるのは、チャン・グレらの新入社員だけではありません。先輩も上司たちもみながそれぞれの事情、悩み、葛藤を抱えながら毎日働いています。
本編では、「踏ん張れ」「耐えろ」という言葉が何度も出てきます。「逃げろ」というのが今の時代の空気かもしれませんが、必死にもがきながらも徐々に周囲に認められていくドラマの登場人物たちを見ていると耐えるのも悪くないと思わせてくれます。このドラマ『ミセン-未生-』は、理不尽なことに耐えながら組織の中で懸命に働く人たちの姿を生き生きと描き、働く意味や生きる意味を問いかけてくる最高のサラリーマン賛歌となっています。
おわりに
このドラマの評価 |
以上、今回は、韓国ドラマ『ミセン-未生-』についての紹介でした。
ドラマをたくさん見ているわけではありませんが、ここまで骨太でクオリティの高い作品はなかなかお目にかかれないのではと思えるほどの傑作です。
絶対に見て損はないと思います。
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