大阪にある春琴抄の碑について紹介します。
谷崎潤一郎の名作の舞台となった地に碑は設置されています。
春琴抄の碑の見どころと感想
春琴抄の碑はどんなところ?
大阪の道修町に位置する少彦名神社前に、春琴抄の碑が設置されています。
『春琴抄』は、谷崎潤一郎による中編小説で、盲目の三味線奏者・春琴と奉公人・佐助の複雑で情熱的な依存と支配の関係を流麗な文体で描いています。耽美主義とマゾヒズムが織り交ぜられたこの作品は、独特の文体も相まって、多くの読者を魅了しています。
春琴抄の碑へのアクセス(行き方)
Osaka Metro堺筋線北浜駅6番出口より徒歩約2分、京阪本線北浜駅27番出口より徒歩約8分。
Osaka Metro御堂筋線淀屋橋駅11番出口より徒歩約10分。
見どころ・感想
この碑が大阪道修町の少彦名神社前に設置されているのは、『春琴抄』がこの地を舞台にしているからです。くすりの町とも称される道修町は、江戸時代から薬種商の中心地として栄え、少彦名神社では医薬の神様が祀られています。
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主人公の春琴は、この地にあった薬種商・鵙屋の生まれですが、この鵙屋のモデルになったとされている小西家(旧小西家住宅史料館)も近くに残っています。
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碑には、春琴抄の冒頭部分が刻まれており、谷崎潤一郎の手による原稿がそのまま使用されています。
春琴抄の碑の基本情報
春琴抄の碑の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒541-0045 大阪府大阪市中央区道修町2-1-8 |
おわりに
以上、春琴抄の碑についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。