台南にある国立台湾文学館(旧台南州庁)について紹介します。
1916年竣工の華麗な官庁建築を再生した文学専門の博物館です。
この記事の概要
国立台湾文学館(旧台南州庁)の見どころと感想

国立台湾文学館(旧台南州庁)はどんなところ?
国立台湾文学館は、日本統治時代の1916年竣工の台南州庁を保存・活用した、台湾初の国家レベルの文学専門博物館です。建物の設計を手掛けたのは台湾総督府技師の森山松之助で、バロック様式の華麗な外観が特徴的です。
戦後も長らく行政庁舎として使用されてきましたが、1990年代後半に保存修復が行われ、2003年に文学館として開館しました。同年には国定古蹟に指定され、歴史的建築を活かした文化施設として台湾文学の保存・研究・発信を担う場となっています。
国立台湾文学館(旧台南州庁)へのアクセス(行き方)
台南駅(台湾鉄道)から徒歩約16分。
台南市美術館1館から徒歩約3分。
見どころ・感想
湯徳章紀念公園から捉えた国立台湾文学館の全景です。中央のマンサード屋根とその脇のドーム屋根が官庁建築の風格を伝えています。

正面玄関部分は、ペディメントを戴く列柱ポーチと半円アーチ窓、赤レンガと白い石材の対比が印象的です。

以下模型の写真の通り、文学館に改修される過程で、旧建物の内側に白い部分が増築されました。

その結果、建物の内部に旧建物の外壁の一部が取り込まれています。

館内は綺麗に改修されながらも、旧建物を保存・展示する工夫も随所に見られ、建物自体に興味がある人も見応えがあると思います。

展示では、台湾の文学に関する常設展と企画展が行われています。

常設展「文学の力」は、台湾文学の歩みを時代ごとにたどりながら、社会や政治、言語の変化と文学がどのように結びついてきたのかを紹介する展示です。

日本統治期から戦後、戒厳令期、そして民主化以降までを視野に入れ、多言語環境や検閲、アイデンティティの問題などを具体的な資料や映像で示しています。

来館者が体験的に学べる演出も取り入れられ、文学を通して台湾の歴史と現在を立体的に理解できる構成となっています。
国立台湾文学館(旧台南州庁)の基本情報
国立台湾文学館(旧台南州庁)の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 台南市中西区中正路1号 |
| 営業時間 | 9:00~18:00 |
| 休み | 月曜日 |
| 入場料 | 無料 |
| HP | https://www.nmtl.gov.tw/jp/Default.aspx |
おわりに
以上、国立台湾文学館(旧台南州庁)についての紹介でした。
台南へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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