東京都千代田区にある旧近衛師団司令部庁舎について紹介します。
1910年竣工の官庁建築です。
この記事の概要
旧近衛師団司令部庁舎の見どころと感想
旧近衛師団司令部庁舎はどんなところ?
旧近衛師団司令部庁舎は、東京都千代田区の北の丸公園内に位置する歴史的建造物です。1910年に陸軍技師・田村鎮の設計により完成した庁舎は、天皇および皇居の警護を担っていた近衛師団の司令部として使用されていました。
戦後、建物は一時荒廃し放置されていましたが、1972年に国の重要文化財に指定され、保存が決定しました。1973年には東京国立近代美術館の分室として改修が始まり、1977年に工芸館として開館。その後、陶磁や漆工、ガラスなどの工芸作品を展示する場として利用されてきました。
2020年2月に工芸館が石川県金沢市へ移転したことにより閉館しました。現在は東京国立近代美術館分室という扱いにまっていますが、具体的な活用方法は検討中のようです。
旧近衛師団司令部庁舎へのアクセス(行き方)
東京メトロ東西線竹橋駅1a出口から徒歩約11分。
都営三田線・都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅2番出口から徒歩約12分。
見どころ・感想
ゴシック風の赤レンガ造りの外観は官庁建築特有の重厚な雰囲気です。
正面中央には八角形の塔屋があり、建物全体に独特の威厳を与えています。
旧近衛師団司令部庁舎のすぐ近くには、近衛師団長としても活躍した皇族の北白川宮能久親王像が設置されています。
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旧近衛師団司令部庁舎の基本情報
旧近衛師団司令部庁舎の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒102-0091 千代田区北の丸公園1-1 |
公開場所 | 前庭(建物外観の観覧のみ) |
公開日時 | 水曜日、土曜日、日曜日 |
公開時間 | 10:00~16;00 |
公式HP | https://www.momat.go.jp/architecture/konoeshidan |
おわりに
以上、旧近衛師団司令部庁舎についての紹介でした。
東京都千代田区へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。