大阪市にある大阪砲兵工廠荷揚げ門について紹介します。
当時アジア最大の軍事工場であった大阪砲兵工廠を支えた水門です。
この記事の概要
大阪砲兵工廠荷揚げ門の見どころと感想

大阪砲兵工廠荷揚げ門はどんなところ?
大阪砲兵工廠荷揚げ門は、かつて大阪城東側に広がっていた軍需工場・大阪砲兵工廠へ物資を搬入するために作られた石造りの水門です。明治初期の1871年に完成し、平野川(第二寝屋川)と接続することで、小型の輸送船が直接接岸でき、滑車やスロープを使って資材を陸揚げできるよう設計されていました。
大阪砲兵工廠はアジア最大級の兵器製造拠点として知られ、戦車や大砲の生産を担っていましたが、終戦前日の空襲で大半が破壊され、現在では荷揚げ門がわずかに残る遺構のひとつとなっています。現在は大阪城公園の一角に静かに佇み、往時の軍需輸送の記憶を伝える貴重な戦争遺跡として残されています。
大阪砲兵工廠荷揚げ門へのアクセス(行き方)
JR大阪環状大阪城公園駅2番出口より徒歩約7分。
Osaka Metro長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅1番出口より徒歩約8分。
JR東西線大阪城北詰駅1番出口より徒歩約11分。
Osaka Metro谷町線・京阪天満橋駅3番出口より徒歩約18分。
見どころ・感想
こちらの写真は荷揚げ門のすぐ近くから撮影したものですが、アーチ状の水門の全体像を把握するには、少し距離を取った方がわかりやすいかもしれません。

大阪メトロ大阪ビジネスパーク駅1番出口付近から眺めると、水門の構造や水路との関係がよく見渡せます。現在、水門の内部は塞がれているようです。

大阪砲兵工廠荷揚げ門の基本情報
大阪砲兵工廠荷揚げ門の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒540-0002 大阪府大阪市中央区城見1丁目3-3-2 |
おわりに
以上、大阪砲兵工廠荷揚げ門についての紹介でした。
大阪へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。