今回は、パスポート更新のオンライン申請の流れと実際にやってみた感想についての紹介します。
実体験を交え、つまずきそうなポイントを解説しています。
パスポート更新のオンライン申請をやってみた感想
2023年3月から、パスポート更新の申請がオンラインから出来るようになりました。オンラインの更新申請では、スマホとマイナンバーカードがあれば自宅から申請可能で、窓口に出向くのは受け取る際の1回のみで済みます。
パスポート更新のオンライン申請が可能な対象者は以下に該当する場合です。
- パスポートの残存有効期間が1年未満となった場合
- 査証欄の余白が見開き3ページ以下になった場合
初めてパスポートを申請する場合や手持ちのパスポートが失効している場合、パスポートの記載事項に変更がある場合などはオンライン申請の対象外となるので注意してください(一部の府県を除く)。
オンライン申請に必要なものと申請の流れ
パスポート更新のオンライン申請に必要なものは以下の通りです。
- 有効期間内のパスポート
- 申請者のマイナンバーカード
- マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
マイナンバーカードに関連して、以下のパスワードも必要になるので事前に確認しておくとスムーズです。
- 利用者証明書用電子証明書パスワード(数字4けた)
- 署名用電子証明書暗証番号のパスワード(半角6から16文字の英数字、英字は大文字)
パスポート更新のオンライン申請の流れは以下の通りです。
- マイナポータルアプリでログイン
- パスポート受取窓口の選択
- 写真のアップロード
- 顔写真と自著(サイン)を撮影・登録
- 申請者情報の入力
- 氏名、本籍などを入力
- 申請データの提出
- マイナンバーカードとパスポートの読み取り
- 署名を付与して申請データを提出
最大のポイントは写真
実際にやってみた感想としては、申請の流れ自体は分かりやすく簡単です。唯一、少しつまずきやすいと感じたのが写真です。この写真がオンライン申請での最大のポイントになると思います。以下、オンライン申請で必要となる写真について私の体験談を交えて少し解説します。
申請時に必要となる写真は以下の二つです。
- 顔写真(jpg形式、横600×縦730ピクセル、600キロバイト以内)
- 自著画像(jpg形式、横788×縦284ピクセル、200キロバイト以内)
顔写真に関しては、自撮り写真でも可能ですが、5年もしくは10年使うものなので、証明写真機で撮影するのが個人的にはおすすめです。証明写真Ki-Re-iなどでは、撮影した写真の電子データをスマホにダウンロード出来ます。
実際に私がオンライン申請した際は、この証明写真機で撮影したパスポート申請用の写真を使っても、エラーメッセージが表示されたので一瞬焦りましたが、エラーが表示された状態でも「次へ」を押して先に進むことが出来たのでそのまま完了させました。それで審査は問題なく通りました。
自著画像とは、本人の署名(サイン)のことで、パスポートにそのまま転写されます。私は、この自著画像に関しては、白の印刷用紙に水性のボールペンで名前を書いて撮影した画像を、既定のサイズに圧縮、トリミングしました。
以上の二つの写真を、規定に沿ったかたちで事前に準備しておけば、申請は驚くほどすんなりと終わると思います。逆に、申請手続きを行いながら、途中で顔写真の自撮りなどをしていると多少手こずるかもしれません。
この写真に関しては、外務省のサイトによい例、ダメな例が詳しく載っているので事前によく確認しておきましょう。
申請から交付までの所要時間
申請から交付までに要した時間は以下の通りです。
- 日曜夜に申請完了
- 所要時間20分程度
- 翌月曜15時頃に審査完了の連絡
- 申請完了から1営業日で審査完了
- 翌週の月曜日以降に受け取り可能の連絡
- 審査完了日から6日目以降に受け取りが可能に
窓口でパスポートを受け取る際に必要なものは以下の通りです。
- 現在有効のパスポート
- QRコード(受付票)
- 手数料
QRコードは審査完了後にマイナポータルアプリに届くので、それを保存しておきスマホの画面で表示させるか、紙に印刷したものを提示するかしましょう。
交付窓口は、紙の申請書で申請した人もオンラインで申請した人もおそらく同じになるので、どちらか一方の方が早く受け取れるというようなことはなさそうです。
おわりに
以上、今回はパスポート更新のオンライン申請の流れと実際にやってみた感想についての紹介でした。
これからパスポート更新のオンライン申請を考えている人は、事前に写真(顔写真と自著画像)の準備をしておくことを強くおすすめします。
規定に合った写真さえ準備できていれば、申請自体は簡単で、スムーズに行くと思います。