台湾にある西門紅楼について紹介します。
日本統治時代に誕生した台湾初の公設市場です。
西門紅楼の見どころと感想

西門紅楼はどんなところ?
西門紅楼は、台北市西門町に位置する赤レンガ造りの歴史的建築物で、日本統治時代の1908年に台湾初の公営市場として建設されました。設計は日本人建築家・近藤十郎と松崎万長による共同設計です。西洋建築様式を基礎にしつつ、東洋思想に基づいた八卦(八角形)の「八角楼」と、西洋のキリスト教文化に由来する十字架(十字形)の「十字楼」という、異なる文化背景を象徴するふたつの構造を一体化させた独自の設計が特徴です。
戦後は劇場や映画館として市民に親しまれてきましたが、2000年に火災に見舞われた後は、文化創造産業の拠点として生まれ変わりました。現在は、展示スペース、劇場、ショップなどが入る複合施設となり、LGBTQ+にも配慮した空間づくりを含め、多様性と文化を象徴する台北のランドマークのひとつとなっています。
西門紅楼へのアクセス(行き方)
MRT板南線・松山新店線西門駅、1番出口から徒歩約1分。
見どころ・感想
こちらは八角形の八角楼で、赤レンガに白い石材の帯を組み合わせた、いわゆる辰野式の美しい外観が特徴です。

背後に伸びる十字楼は、どことなく市場としての名残を感じさせる佇まいが印象的です。

八角楼の内部は現在は雑貨店やカフェなどが入っています。観光客の姿も多く見かけました。

西門紅楼に関する展示も少しありました。

十字楼の内部にも雑貨やファッション系のショップが入っています。

西門紅楼の基本情報
西門紅楼の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市成都路10号 |
電話 | +886223119380 |
営業時間 | 火曜日~木曜日 11:00~20:00 金曜日 11:00~21:00 土曜日 11:00~22:00 日曜日 11:00~21:00 |
休み | 月曜日 |
HP | https://www.redhouse.taipei/index-jp.aspx |
おわりに
以上、西門紅楼についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。