ドラマ『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』は新幹線プロジェクトを通して日台の絆を描く

今回は、『路（ルウ）～台湾エクスプレス～』（2020年）というドラマについて紹介します。

台湾新幹線プロジェクトの軌跡を描いた日本と台湾の共同制作ドラマです。

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この記事の概要

1 路（ルウ）～台湾エクスプレス～の作品情報
2 路（ルウ）～台湾エクスプレス～の動画配信情報
3 路（ルウ）～台湾エクスプレス～の登場人物（キャスト）
4 路（ルウ）～台湾エクスプレス～のストーリー（あらすじ）
5 路（ルウ）～台湾エクスプレス～の感想や見どころ
- 5.1 台湾の新幹線建設プロジェクトを描く
- 5.2 日本と台湾の心の絆を描いた人間ドラマ
6 おわりに

路（ルウ）～台湾エクスプレス～の作品情報

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タイトル	路（ルウ）～台湾エクスプレス～
公開	2020年
脚本	田渕久美子
原作	吉田修一
作品紹介	台湾新幹線プロジェクトの軌跡を日本のNHKと台湾のPTSとの共同制作でドラマ化。

路（ルウ）～台湾エクスプレス～の動画配信情報

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Hulu	×
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（※配信情報は2023年5月時点のものです。）

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路（ルウ）～台湾エクスプレス～の登場人物（キャスト）

多田春香（波瑠）	入社4年目の商社社員。新幹線プロジェクトの一員として台湾に派遣される。
エリック（炎亞綸/アーロン）	大学時代の台湾旅行で春香と出会う。現在は日本の建設会社に勤務する。
安西誠（井浦新）	春香の会社の先輩。妻子を日本に残して台湾に単身赴任中。
山尾一（寺脇康文）	春香の会社の上司。台湾新幹線プロジェクトのリーダー。
葉山勝一郎（高橋長英）	台湾生まれで戦後日本に引き揚げた日本人。
池上繁之（大東駿介）	春香の婚約者。名古屋のホテルに勤務する。
林芳慧（安娜李/アンナ・リー）	春香の会社の同僚。
ユキ（邵雨薇/シャオ・ユーウェイ）	クラブのホステス。

路（ルウ）～台湾エクスプレス～のストーリー（あらすじ）

1999年の仕事納めの日、東京の商社・大井物産社内が喜びに包まれた。日本の新幹線が台湾高速鉄道の車両システムの優先交渉権を逆転で獲得たのだ。

入社4年目の多田春香もプロジェクトの一員として台湾に派遣されることが決まった。彼女は大学時代、台湾で出会ったエリックとの思い出を持っていたが、その後彼との連絡は途絶え探すことも諦めていた。

それから6年後、台湾新幹線建設チームの一員として、春香は再び台湾を訪れることになる…。

路（ルウ）～台湾エクスプレス～の感想や見どころ

ここからは少しネタバレになります。

台湾の新幹線建設プロジェクトを描く

このドラマは、日本と台湾の技術者や関係者が協力して、台湾の夢であった新幹線の建設プロジェクトを進めていく様子を描いています。

日本とヨーロッパの技術の採用を巡る議論や、現地の人々が台湾オリジナルを作りたいという思いに触れながら、プロジェクトは当初の予定から延期を経て開業にこぎつけるまで、さまざまな困難に直面しました。その中で、プロジェクトを成功させるために奮闘する日本人と台湾人の姿が描かれています。

また、実際に現地で撮影された台湾各地の映像が多く使われており、台湾の魅力を感じることができます。

日本と台湾の心の絆を描いた人間ドラマ

このドラマは、台湾新幹線プロジェクトを描くと同時にそれに関わる日本人と台湾人の人間ドラマを描いた作品にもなっています。

物語のもう一つの軸となっているのが主人公の春香（波瑠）の国境と時間を越えた恋愛です。春香はプロジェクトの一員として台湾に派遣されたことをきっかけに、大学時代の旅行で知り合ったエリックという台湾人の青年と再会することになります。日本に婚約者がいる春香は、自分の置かれた状況に葛藤しながらも自分の素直な気持ちに向き合っていくことになります。

他にも、井浦新演じる少し不器用だが仕事熱心な会社員と台湾人ホステスとの交流や、日本統治時代の台湾で生まれた老人の男同士の友情などのエピソードも盛り込まれており、日本と台湾の心の絆を描いたドラマとなっていました。