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映画『僕たちは世界を変えることができない。』はカンボジアの学校作りに挑む大学生の物語

僕たちは世界を変えることができない。 映画

https://into-the-world.com

今回は、『僕たちは世界を変えることができない。』(2011年)という映画について紹介します。

カンボジアの学校作りに挑戦する大学生たちが奮闘する様子を描いた作品です。

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僕たちは世界を変えることができない。の作品情報

タイトル 僕たちは世界を変えることができない。
公開 2011年
監督・脚本 深作健太
作品紹介 葉田甲太のノンフィクション書籍『僕たちは世界を変えることができない。』を映画化したストーリー。

僕たちは世界を変えることができない。の動画配信情報

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(※配信情報は2023年4月時点のものです。)

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僕たちは世界を変えることができない。の登場人物(キャスト)

田中甲太(向井理) 医学部の2年生。満たされてはいあるがありきたりの毎日に物足りなさを感じている。
本田充(松坂桃李) 甲太とは別の大学の学生。甲太たちとクラブイベントで知り合い意気投合する。
矢野雅之(窪田正孝) 甲太と同じ大学に通う同級生。
芝山匤史(柄本佑) 甲太と同じ大学に通う同級生。
久保かおり(村川絵梨) 甲太と同じ大学の看護学科の学生。
近藤教授(阿部寛) 甲太の通う大学の教授。

僕たちは世界を変えることができない。のストーリー(あらすじ)

医学部に通う大学2年生の甲太は、同級生の矢野や芝山らとそれなりに充実した毎日を過ごしていたが、何となく物足りなさを感じていた。

そんなある日、甲太は偶然立ち寄った郵便局で海外支援のパンフレットに目がとまる。

そのパンフレットには150万円の寄付でカンボジアに屋根のある学校を建てることができるとあった。

これだ!と思った甲太は、同級生の矢野や芝山、イベントで知り合った本田らに声を掛け、カンボジアに学校を建設するための資金集めが始まる…。

僕たちは世界を変えることができない。の見どころ・感想・評価

ここからは少しネタバレになります。

実話を元にしたストーリー

この映画は、葉田甲太氏の同名の書籍を原作とした実話を元にした作品です。向井理演じる主人公の大学生・甲太とその同級生たちが、カンボジアの学校建設のプロジェクトを立ち上げ、実行する過程が描かれています。

彼らがカンボジアの学校づくりに向けて動き出したのは、もともと国際協力などに興味があったからだというわけではありません。何か夢中になれるものを探しているときに甲太が街中で偶然目にした広告を見て面白そうだと思ったからだけという言わばノリで始めたものでした。

学校建設の資金を集めるべく、ビラ配り、ナンパ、イベントなどに奔走する彼らは、カンボジアについて何も知らないことに気づき、現地へのたスタディツアーを実施します。アンコールワットへやトゥールスレーン博物館、キリングフィールド、エイズ病棟などを見学し、戦争の爪痕が残り、HIVや貧困の問題を抱えるカンボジアの現状を目の当たりにします。

帰国後も、資金集めは続きますが、やがて、偽善や自己満足と言われがちなボランティアの葛藤にも直面し、一時はプロジェクトが頓挫しかけますが、何とか開校にまでこじつけるのでした。

ブルーハーツの「青空」

映画内で使われている音楽も印象的でした。主題歌のRAM WIRE「歩み」や、挿入歌の銀杏BOYZ「僕たちは世界を変えることができない」などもよかったですが、別格なのが劇中で歌われるブルーハーツの「青空」です。

ブルーハーツは原作には登場しないようですが、ギャル男の本田君(松坂桃李)は別として、甲太らのちょっと不器用な大学生たちを象徴している様で映画の雰囲気によく合っていると思いました。

最後の場面で、矢野(窪田正孝)を中心にこのブルーハーツの「青空」を歌うシーンがあります。とある理由から、歌うというより文字通り熱唱するのですが、それが完全にこの映画のハイライトになっていて涙なしには見られません!また、この曲の歌詞が作品全体に通底するテーマのようにもなっており余韻を残します。

ブルーハーツの曲が使われている映画はいろいろありますが、ここまで印象的に使われている映画はないのではと思えるぐらいのインパクトがありました。

おわりに

このドラマの評価

以上、今回は、映画『僕たちは世界を変えることができない。』についての紹介でした。

カンボジアに興味がある人や、カンボジアに行ったことがある人、これから行こうと考えている人におすすめの映画です。

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