横浜にある横浜税関について紹介します。
イスラム風ドームが美しい歴史的建造物で、「クイーンの塔」の愛称でも親しまれています。
横浜税関の見どころと感想
横浜税関はどんなところ?
横浜税関本関庁舎は、1934年竣工の歴史的建造物で、関東大震災により旧庁舎が倒壊したことを受け、震災復興事業の一環として建設されました。建物の設計は、大蔵省営繕管財局が担当し、国会議事堂の実質的設計者である吉武東里らが携わっています。
建物の外観は、落ち着いた印象を与えるクリーム色のタイルに、イスラム風のドームやロマネスク風のアーチ窓など、さまざまな意匠を組み合わせたデザインになっているのが特徴です。
この横浜税関は、「クイーンの塔」の愛称でも親しまれ、「キングの塔」(神奈川県庁舎)、「ジャックの塔」(横浜開港記念会館)とともに横浜三塔のひとつに数えられます。2001年には横浜市認定歴史的建造物に認定されています。
横浜税関へのアクセス(行き方)
JR京浜東北線・根岸線・横浜市営地下鉄関内駅より徒歩約15分。
みなとみらい線日本大通り駅より徒歩約3分。
見どころ・感想
横浜税関の塔の高さは51mで、49mの神奈川県庁舎(キングの塔)、36mの横浜開港記念会館(ジャックの塔)を凌ぎ、横浜三塔の中で最も背の高い建物です。
海岸通り側に面した正面玄関には、美しいロマネスク風の3連アーチが並びます。
建物正面の5階部分にも、同様の3連アーチ窓とねじれ柱、その横には星形のテラコッタ装飾などが見られます。
館内にはクイーンひろばという資料展示室があり、横浜税関の歴史に関する展示や、密輸品や輸入禁止品に関する展示が行われています。
横浜税関の基本情報
横浜税関の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒231-8401 神奈川県横浜市中区海岸通1-1 |
開館時間 | 10:00~16:00 ※クイーンひろば |
休館日 | 年末年始、施設点検日 ※クイーンひろば |
HP | https://www.customs.go.jp/yokohama/ |
おわりに
以上、横浜税関についての紹介でした。
横浜へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。