横浜にある横浜市開港記念会館について紹介します。
1917年竣工の赤煉瓦が印象的な辰野式建築で、「ジャックの塔」の愛称でも親しまれています。
この記事の概要
横浜市開港記念会館の見どころと感想
横浜市開港記念会館 はどんなところ?
横浜市開港記念会館は、1917年に横浜開港50周年を記念して建てられた公会堂で、当初は開港記念横浜会館という名称でした。
設計は福田重義と山田七五郎によるもので、赤煉瓦と白い花崗岩の縞模様が特徴的な、いわゆる辰野式の建築様式が採用されています。建物の外観は、高さ約36メートルの時計塔「ジャックの塔」を中心に、八角塔や角塔が配され、ドームを冠したデザインが印象的です。
戦後はGHQに接種され進駐軍兵士向けの映画の上映施設として利用されました。接収が解除された翌年の1959年に横浜市開港記念会館という名称に変更され、横浜市中区の公会堂として現在まで利用され続けています。
1989年には国の重要文化財に指定され、2007年には近代化産業遺産に認定されています。
横浜市開港記念会館へのアクセス(行き方)
JR京浜東北線・根岸線・横浜市営地下鉄関内駅より徒歩約10分。
みなとみらい線日本大通り駅1番出口より徒歩約1分。
見どころ・感想
こちらは神奈川県庁舎の屋上から撮った写真です。通りに面した3つの隅に、時計塔、八角塔、角塔を配した建物構造がよくわかります。
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本町通り側の玄関上部には、建設当初の名称である「開港記念横浜会館」という文字が見られます。
横浜市開港記念会館の基本情報
横浜市開港記念会館の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒231-0005 横浜市中区本町1丁目6番地 |
開館時間 | 9:00~22:00 ※見学時間10:00~16:00 |
一般公開日 | 原則毎月15日 |
休館日 | 毎月第2水曜日、年末年始 |
HP | https://www.kaikokinenkaikan.com/ |
おわりに
以上、横浜市開港記念会館についての紹介でした。
横浜へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。