千葉市にある千葉市ゆかりの家・いなげについて紹介します。
愛新覚羅溥儀溥傑と浩が新婚時代を過ごした家として知られる大正期の和風別荘建築です。
この記事の概要
千葉市ゆかりの家・いなげの見どころと感想

千葉市ゆかりの家・いなげはどんなところ?
千葉市ゆかりの家・いなげは、千葉市稲毛区にある大正初期に建てられた和風別荘建築です。昭和12年には、清朝最後の皇帝・愛新覚羅溥儀の実弟である溥傑(ふけつ)と日本人の妻・浩(ひろ)が、新婚生活を送った場所としても知られています。
建物は主屋と離れから成る平屋建てで、庭園も併設されています。格天井や欄間の彫刻、結霜ガラスの障子など、繊細な意匠が随所に施されており、かつて稲毛が保養地として栄えた時代の面影を今に伝えています。
千葉市ゆかりの家・いなげへのアクセス(行き方)
京成電鉄千葉線京成稲毛駅より徒歩約7分。
見どころ・感想
主屋はL字型で中庭を囲むようにして建っています。

中庭は季節の草木が丁寧に手入れされ、往時の暮らしぶりが感じられます。

庭に面した座敷は、広縁と一体となった開放的な構造で、丁寧な造りが落ち着いた和の空間を形づくっています。

室内から庭を望む障子には、結霜ガラスがはめ込まれており、光を柔らかく取り入れる工夫が見られます。

こちらは格子状に組まれた格天井と、繊細な木組みが美しい欄間。

室内には溥傑・浩夫妻の写真や資料なども多く展示されていました。

二人は政略結婚であったにもかかわらず、仲睦まじい関係にあったようです。

千葉市ゆかりの家・いなげの基本情報
千葉市ゆかりの家・いなげの場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒263-0034 千葉県千葉市稲毛区稲毛1丁目16-12 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
休み | 月曜日、祝日、年末年始 |
入館料 | 無料 |
HP | https://www.city.chiba.jp/kyoiku/shogaigakushu/bunkazai/yukarinoieinage.html |
おわりに
以上、千葉市ゆかりの家・いなげについての紹介でした。
千葉へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。