台北にある国立台湾芸術教育館(旧建功神社)について紹介します。
神社時代の面影を一部残しています。
この記事の概要
国立台湾芸術教育館(旧建功神社)の見どころと感想

国立台湾芸術教育館(旧建功神社)はどんなところ?
国立台湾芸術教育館(旧建功神社)は、台北市中正区の台北植物園に隣接する敷地に位置し、現在は芸術教育を担う国立機関の施設として利用されています。もともとは日本統治時代の1928年、台湾で殉職・殉難した日台の人々を祀るために創建された招魂社で、当時は台湾の靖国神社とも呼ばれていました。
神社の設計は台湾総督府営繕課の井手薫によるもので、和洋中の様式を折衷した独特の意匠が特徴でした。戦後、神社は接収され大規模な改修により、外観は中国宮殿風に変わりましたが、境内の区画や神池などには往時の名残が見られます。現在は国立台湾芸術教育館の南海書院として、ギャラリーやイベントなどの場に活用されています。
国立台湾芸術教育館(旧建功神社)へのアクセス(行き方)
MRT松山新店線小南門駅3番出口より徒歩約8分。
MRT松山新店線・淡水信義線中正紀念堂駅1・2番出口より徒歩約11分。
見どころ・感想
中国宮殿風の門の前に掛かる橋は、神社時代に存在した神橋の位置と役割を引き継いでいますが、現在の橋は改修されたものだと思われます。

こちらの瑞垣は当時のものだと考えられます。

正面に見える建物はもともと本殿にあたる場所です。

戦後改修されて現在の姿となりましたが、池の配置には神社時代の区画の名残が感じられ、往時の空間構成を今に伝えています。
旧建功神社の向かいには旧台北州立台北第一中学校(現台北市立建国高級中学)があります。

国立台湾芸術教育館(旧建功神社)の基本情報
国立台湾芸術教育館(旧建功神社)の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 台北市南海路47号 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
休み | 月曜日 |
HP | https://www.arte.gov.tw/ |
おわりに
以上、国立台湾芸術教育館(旧建功神社)についての紹介でした。
台北へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。