台湾・高雄にある四海之家歴史建築紀念公園について紹介します。
失われたホテルの物語を伝える公園です。
この記事の概要
四海之家歴史建築紀念公園の見どころと感想

四海之家歴史建築紀念公園はどんなところ?
四海之家歴史建築紀念公園は、高雄市鼓山区・哈瑪星地区にある小さな記念公園です。かつてこの場所には、1950年代に建設された「四海之家」というホテルが立っていました。港で働く漁師や船員、商人たちによく利用された旅社で、港町の歴史を物語る存在でした。
2005年の文化局の審査では、「歴史建築」と評価されたにもかかわらず、その直後に、隣接する学校拡張のため解体されるという経緯をたどります。その出来事を受け、建物の記憶を後世に伝える目的で整備されたのがこの公園です。現在は龍のレリーフ壁の一部や説明板などが残され、失われた建築の物語を静かに伝えています。
四海之家歴史建築紀念公園へのアクセス(行き方)
MRT橘線西子灣駅2番出口から徒歩約3分。
LRT哈瑪星(Hamasen)駅より徒歩約7分。
見どころ・感想
隣接する小学校の建物の壁には公園が整備されることになった背景が説明されています。

こちらは往時の四海之家の外観を伝えるモザイクアートです。

門の一部が残されています。

門をくぐったところには龍のレリーフ壁の一部も残されています。

こちらは公園整備の背景を象徴的に伝えるモザイクアートです。

古い建物の保存意識が高いとされる台湾においても、このように解体されてしまう事例がある点は興味深いです。一方で、その出来事をなかったことにせず、公園として整備し記憶を伝えようとする姿勢には、やはり文化財への強い意識の表れを見ることができます。
四海之家歴史建築紀念公園の基本情報
四海之家歴史建築紀念公園の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | 高雄市鼓山区鼓波街49号 |
おわりに
以上、四海之家歴史建築紀念公園についての紹介でした。
高雄へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。