カンボジア・シェムリアップにあるバイヨン寺院(アンコールトム)について紹介します。
アンコールトムの中心に残る巨大な四面仏が印象的な石造寺院です。
この記事の概要
バイヨン寺院(アンコールトム)の見どころと感想

バイヨン寺院(アンコールトム)はどんなところ?
バイヨン寺院は、カンボジアのアンコール遺跡群にある城壁都市アンコールトムの中心に位置する石造寺院です。12世紀末、ジャヤヴァルマン7世の治世に大乗仏教の寺院として建立されました。最大の特徴は、塔の四方に刻まれた巨大な人面像です。穏やかなほほ笑みを浮かべる姿は「クメールの微笑み」とも呼ばれ、観世音菩薩や王の姿を表すなど諸説があります
幾つもの人面塔が重なり合う独特の景観に加え、回廊の壁面を飾る精緻なレリーフも見どころです。そこにはチャンパとの戦いや市場のにぎわい、魚や動物などが細かく描かれ、当時の人々の暮らしを今に伝えています。クメール王朝の歴史と信仰、優れた建築・彫刻技術を感じられる、アンコール遺跡群を代表する寺院の一つです。
バイヨン寺院(アンコールトム)へのアクセス(行き方)
オールドマーケットからタクシーやトゥクトゥクで約25分程度。
見どころ・感想
アンコールトムの中心部に位置するのがバイヨン寺院です。石造りの建物が複雑に重なり合い、その上には巨大な人面像を刻んだ塔がそびえています。

寺院の回廊へ進むと、壁面を埋め尽くす精緻なレリーフが現れます。こちらには、武器を手にした兵士や行列をなす人々、象などが細かく描かれています。

続いて見られるのは、船に乗った人々や水中の生き物を描いたレリーフです。

上部には船上の人物たちが並び、その下には魚やワニ、水辺に暮らす動物などが生き生きと刻まれています。戦いの場面だけでなく、当時の自然や人々の暮らしを知ることができるのも、バイヨン寺院の見どころです。
回廊を見学しながらさらに奥へ進むと、壁面には美しい人物像が残されています。

右側には華やかな冠や装飾品を身につけた女性像、左側には長い棒状のものを手にした人物像が刻まれています。衣装や表情まで繊細に表現されており、クメール王朝の優れた彫刻技術がうかがえます。
レリーフを見学した後は、さらに寺院の内部へと進みます。中心部まで来ると、バイヨン寺院を象徴する巨大な人面塔が次々と姿を現します。

塔の四方には穏やかな表情を浮かべた顔が刻まれ、さまざまな方向から人々を見守っているかのようです。幾つもの顔が重なり合う光景は、ほかの遺跡ではなかなか見られない独特のものです。
近づいてみると、一つの塔の異なる方向に刻まれた二つの顔を間近に眺めることができます。

大きな鼻や厚い唇、静かに目を伏せたような表情が印象的で、巨大な石を積み重ねて造られたこともよく分かります。その穏やかな表情は、「クメールの微笑み」とも呼ばれています。
最後に、巨大な人面像を正面から眺めてみます。

目を細め、かすかにほほ笑んでいるような表情は、見る角度や光の当たり方によっても印象が変わります。数百年もの間、静かに人々を見守ってきたかのようなその姿に、バイヨン寺院ならではの神秘的な魅力を感じられます。
バイヨン寺院(アンコールトム)の基本情報
バイヨン寺院(アンコールトム)の場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | Krong Siem Reap |
おわりに
以上、バイヨン寺院(アンコールトム)についての紹介でした。
シェムリアップに行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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