カンボジア・シェムリアップ近郊にあるロリュオス遺跡群について紹介します。
アンコール以前の王都ハリハラーラヤに残る古代寺院です。
この記事の概要
ロリュオス遺跡群の見どころ・感想

ロリュオス遺跡群はどんなところ?
ロリュオス遺跡群は、シェムリアップ中心部から南東約15km、9世紀の王都ハリハラーラヤが置かれた地域に残る初期アンコール時代の遺跡群です。観光では主にプリアコー、バコン、ロレイの3遺跡を巡るのが一般的です。いずれもヒンドゥー教寺院として建立され、それぞれが王家の祖先祭祀、国家寺院、大規模貯水池と結びついた寺院という異なる役割を担っていました。
バコンに見られる寺院山の構成や、インドラタターカの人工島に築かれたロレイなどには、後のアンコールで発展する王都・寺院・水利施設を組み合わせた都市づくりの原型を見ることができます。アンコールワットより数世紀前のクメール建築と王都形成の流れを、3つの遺跡を通してたどれるのが大きな魅力です。
ロリュオス遺跡群へのアクセス(行き方)
オールドマーケットからタクシーやトゥクトゥクで約30~40分程度。
見どころ・感想
プリアコー

プリアコーは、インドラヴァルマン1世が880年に奉献した、王家の祖先を祀るための寺院です。ロリュオス遺跡群の中では、王朝の正統性を祖先祭祀によって示す役割を担っていました。6基のレンガ造祠堂には歴代の王や王族が神格化されて祀られ、シヴァ信仰と王家の系譜が結びついています。
国家寺院として築かれたバコンが王権を壮大な建築で表現したのに対し、プリアコーはその王権を祖先とのつながりから支える存在でした。後の王たちにも祖先を祀る寺院を築く伝統が受け継がれたとされ、初期アンコール王朝の政治と信仰を理解するうえでも重要な遺跡です。
| 住所 | Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/neVArmfhGMbyDCoQA |
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プリアコーの見どころ・感想※聖なる牛ナンディンが見守るヒンドゥー教寺院
カンボジア・シェムリアップ近郊にあるプリアコーについて紹介します。 聖なる牛ナンディンが見守るヒンドゥー教寺院です。
バコン

バコンは、インドラヴァルマン1世が881年に奉献したハリハラーラヤの国家寺院で、ロリュオス遺跡群の中心をなす存在です。5層のピラミッド型基壇を中心とする構成は、本格的な「寺院山」形式の初期例として知られ、王都の宗教的中心であると同時に、王権と聖なる須弥山(しゅみせん:メール山)を重ね合わせる象徴的な建築でした。
祖先祭祀を担うプリアコー、貯水池と結びつくロレイに対し、バコンは王都全体を代表する国家的な聖域という役割を担っています。周囲には濠や周壁、多数の小祠堂も配置され、後のアンコールで発展していく大規模な寺院山の源流を考えるうえでも重要です。
| 住所 | 8XPG+F29, Prasat Bakong |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/avuh32wTeHyhgyQdA |
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バコンの見どころ・感想※5層のピラミッドがそびえるヒンドゥー教寺院
カンボジア・シェムリアップ近郊にあるバコンについて紹介します。 5層のピラミッドがそびえるヒンドゥー教寺院です。
ロレイ

ロレイは、ヤショーヴァルマン1世が893年に建立した寺院で、父インドラヴァルマン1世が築いた大規模貯水池インドラタターカの人工島に設けられました。ロリュオス遺跡群の中では、王都を支えた水利施設と宗教建築の結びつきを最も分かりやすく示す存在です。
現在は貯水池の水面に浮かぶ当時の景観は残っていませんが、巨大なバライの中央に寺院を置く構想は、後のアンコールに見られる同様の都市計画へつながる重要な先例となりました。また、ロレイが築かれた頃には王都がプノンバケン周辺へ移されつつあり、ハリハラーラヤから新たな王都ヤショーダラプラへと中心が移る時代の節目を伝える遺跡でもあります。
| 住所 | 9X3F+6VH, Prasat Bakong |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/3LV785KCPMCkp7FG8 |
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ロレイの見どころ・感想※かつて巨大貯水池の島に築かれたヒンドゥー教寺院
カンボジア・シェムリアップ近郊にあるロレイについて紹介します。 かつて巨大貯水池の島に築かれたヒンドゥー教寺院です。
おわりに
以上、ロリュオス遺跡群についての紹介でした。
シェムリアップに行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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