カンボジア・シェムリアップにあるタ・ソムについて紹介します。
人面塔と精緻な彫刻が残る小さな寺院です。
タ・ソムの見どころと感想

タ・ソムはどんなところ?
タ・ソムは、ニャックポアンの東側に位置する、12世紀末にジャヤヴァルマン7世の治世下で建立された大乗仏教寺院です。砂岩とラテライトを用いて築かれ、二重の周壁に囲まれた比較的コンパクトな構成が特徴です。東西のゴープラ(門)には四方を向いた巨大な人面像が刻まれ、バイヨン様式らしい意匠を見ることができます。
境内にはデバター像や植物文様などの精緻な彫刻が残り、建物内部では複数の門が一直線に重なる独特の景観も楽しめます。また、東側の門を巨木の根が覆う姿でも知られ、石造建築と自然が一体となった風景はタ・ソムを象徴する見どころの一つです。規模は大きくありませんが、ジャヤヴァルマン7世時代の建築美をじっくり味わえる遺跡です。
タ・ソムへのアクセス(行き方)
オールドマーケットからタクシーやトゥクトゥクで約30分程度。
見どころ・感想
木々に囲まれた道を進むと、まず現れるのがタ・ソムの外門です。

塔の上部には四方を向いた巨大な人面像が刻まれ、バイヨンを思わせる穏やかな表情が訪れる人を迎えます。比較的小さな遺跡ながら、入口からジャヤヴァルマン7世時代らしい建築を見ることができます。
門をくぐり奥に進むと、砂岩とラテライトで造られた寺院本体が姿を現します。

中央の入口を挟んで連子窓や女性像が並び、壁面には植物文様を中心とした細かな装飾がびっしりと刻まれています。規模は小さくても、細部まで見応えのある建築です。
壁に目を向けると、華やかな装身具を身につけたデバター像が残されています。

冠や衣装、腰まわりの装飾まで丁寧に表現され、長い年月を経ても繊細な造形を間近で見ることができます。保存状態のよいデバターは、タ・ソムの代表的な見どころの一つです。
建物の内部へ入ると、いくつもの石造りの門が一直線に重なって見えます。

薄暗い室内の先から光が差し込み、次の空間へと吸い込まれるような眺めが印象的です。小さな中庭や通路を次々と抜けながら、寺院の中心へと進んでいきます。
通路を抜けて中心部へ進むと、複雑に積み上げられた石造建築を間近から見上げることができます。

壁面や柱にはデバターや植物文様などの装飾が残る一方で、建物の一部には崩落も見られます。整然と修復しすぎない姿から、長い歳月を経たアンコール遺跡らしい雰囲気が感じられます。
タ・ソムの基本情報
タ・ソムの場所の地図は以下の通りです。
| 住所 | Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap |
おわりに
以上、タ・ソムについての紹介でした。
シェムリアップに行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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