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ルビーモレノ出演のアジアンビート『アイ・ラブ・ニッポン』は面白い

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今回は、『アイ・ラブ・ニッポン』(1991年)という映画について紹介します。

少し古い作品ですがルビーモレノが出ているということで見てみました。

この映画はシリーズものの中の1本という位置付けになるのですが個人的には意外な発見で面白かったです。

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アイ・ラブ・ニッポンの作品情報

タイトル アジアン・ビート(日本編)アイ・ラブ・ニッポン
公開 1991年
監督 天願大介
作品紹介 林海象の企画によるアジアンビートシリーズの第1弾。永瀬正敏、ルビーモレノ、鰐淵晴子、ユキオ・ヤマトらが出演。

アイ・ラブ・ニッポンの登場人物(キャスト)

トキオ(永瀬正敏) 興信所で働く日本人の青年。正義感は強いが喧嘩は弱い。
バナナ(ルビーモレノ) 日本で暮らすフィリピン人女性。

アイ・ラブ・ニッポンのストーリー(あらすじ)

興信所で働くトキオはフィリピ人女性のバナナと出会う。出会いはゴミ捨て場。トキオが大量に捨てたバナナを持ち帰ってもいいかと声を掛けてきたのがバナナだった。

不法就労するアジア人たちを排斥している右翼団体アジア故郷の会に住処を襲撃されたバナナは間一髪危機を逃れトキオの部屋にかくまってもらう。

その部屋での会話でトキオの父親はバナナの出身地であるフィリピン・ミンダナオ島でNPAのゲリラのテロにより命を落としていたことが明かされる。

その後トキオは極秘情報を持ったバナナが例の右翼団体から追われておりそのデータとバナナの身柄を引き渡すよう要請される。そしてまたバナナが父の命を奪ったゲリラ組織のメンバーの一員だと知らされる。

部屋にかくまっていたバナナは「I LOVE NIPPON」という置き手紙を残して居なくなっていた…。

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アイ・ラブ・ニッポンの感想や見どころ

ここからは少しネタバレになります。

永瀬正敏とルビーモレノがいい感じ

主演の永瀬正敏とルビーモレノの二人がいい感じです。日本語、英語、タガログ語の3か国語での二人のやりとりは微笑ましくニヤニヤと見入ってしまいました。

「俺は俺のルールで生きる!」と息巻くトキオに対してバナナが「そんなのリアルじゃないね」とやり合うシーンは見どころのひとつです。

『月はどっちに出ている』の忠男(岸谷五朗)とコニー(ルビーモレノ)のコンビには劣りますが、20代の威勢のいい永瀬正敏と本格的なブレイク前のルビーモレノという組み合わせもなかなかお似合いでした。

関連記事 映画『月はどっちに出ている』の感想※ルビーモレノの演技は必見!

B級感があって面白い

映画自体は、バブル末期、右翼団体によるアジア人狩りが横行する日本を舞台に、国家・民族・アイデンティティといった問題を緩い感じで描いています。

物語やキャラクターの設定などはちょっと荒唐無稽な感じもしますが逆にそれもB級感があって面白かったです。このアジアンビートシリーズ自体個人的にはけっこうツボでした。

続編ではこの映画のラストシーンで日本を脱出したトキオがアジアの国々を転々としていく様子が描かれています。

アジアンビートシリーズとは

アジアンビートシリーズとは日本を含むアジア6カ国の監督たちが永瀬正敏演じるトキオを主人公にして作品を制作するプロジェクトです。その第1作がこの『アイ・ラブ・ニッポン』です。

タイトル 公開
『アジアンビート1 日本編 アイ・ラブ・ニッポン』 1991年
『アジアンビート2 シンガポール篇 ラブ・フロム・テマセク』 1991年
『アジアンビート3 タイ篇 パウダー・ロード』 1991年
『アジアンビート4 マレーシア篇 サンライズ・イン・カンポン』 1993年
『アジアンビート5 台湾篇 シャドー・オブ・ノクターン』 1993年
『アジアンビート6 香港篇 オータム・ムーン』 1993年

シンガポール、タイ編は『アイ・ラブ・ニッポン』からの流れを汲んでマフィアが絡みピストルでバンバン撃ち合うようなシーンもありますが、マレーシア編では恋愛話へと少し流れが変わり、台湾、香港編では一段と静かなテイストへと変わるなど、各回それぞれの国の歴史や文化、当時の時代背景なども反映されていて面白く見れました。

ちなみに、このアジアンビートシリーズの原作とプロデューサーの林海象氏はその後製作されることになる永瀬正敏主演の三部作『私立探偵 濱マイク』シリーズ(1994~1996年)の監督でもあります。

同じコンビによるシリーズものということで確かに両シリーズとも雰囲気は似ています。

おわりに

この映画の評価

以上、今回は、『アイ・ラブ・ニッポン』という映画についての紹介でした。

アジアンビートシリーズは、劇場公開されたのが今回紹介した『アイ・ラブ・ニッポン』だけで残りの5作はビデオリリースのみということで知名度は低いのかもしれません。

それでも、『私立探偵 濱マイク』シリーズが好きな人やアジアに関心のある人であれば間違いなく楽しめるだろうなと感じさせる作品でした。

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