東京都千代田区にある日本野球発祥の地について紹介します。
この記事の概要
日本野球発祥の地の見どころと感想
日本野球発祥の地はどんなところ?
日本野球発祥の地は、東京都千代田区神田錦町に位置する学士会館の敷地内にあります。1872年(明治5年)、アメリカ人教師ホーレス・ウィルソンが、東京大学の前身である第一大学区第一番中学で英語を教える傍ら、生徒たちに野球を伝えたことが日本野球の起源とされています。その翌年には本格的な運動場が整備され、試合が行われるようになり、徐々に野球が日本全国に広まっていきました。
2003年にホーレス・ウィルソンの野球殿堂入りを記念して、日本野球発祥の地の記念碑がこの地に建てられました。記念碑は、ボールを握る手のブロンズ像で、ボールには世界地図が描かれ、日本とアメリカが縫い目で結ばれており、野球の国際的な広がりを表現しています。
日本野球発祥の地へのアクセス(行き方)
都営三田線・都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅A9出口から徒歩約1分。
東京メトロ東西線竹橋駅3a出口から徒歩約5分。
JR中央線・総武線・御茶ノ水駅御茶ノ水橋口から徒歩約15分。
見どころ・感想
日本野球発祥の地の碑文です。
この地には、もと東京大学およびその前身の
開成学校があった。一八七二(明治五)年学制
施行当初、第一大学区第一番中学と呼ばれた同
校でアメリカ人教師ホーレス・ウィルソン氏
(一八四三~一九二七)が学課の傍ら生徒達に
野球を教えた。この野球は翌七三年に新校舎
とともに立派な運動場が整備されると、本格
的な試合ができるまでに成長した。これが
「日本の野球の始まり」といわれている。
七六年初夏に京浜在住のアメリカ人チームと
国際試合をした記録も残っている。
ウィルソン氏はアメリカ合衆国メイン州
ゴーラム出身、志願して南北戦争に従軍した
後、七一年九月にサンフランシスコで日本
政府と契約し、来日、七七年七月東京大学が
発足した後に満期解約、帰国した。
同氏が教えた野球は、開成学校から同校の
予科だった東京英語学校(後に大学予備門、
第一高等学校)その他の学校へ伝わり、やが
て全国的に広まっていった。
二〇〇三年、同氏は野球伝来の功労者とし
て野球殿堂入りした。
まさにこの地は「日本野球発祥の地」である。二〇〇三十二月 (財)野球体育博物館
日本野球発祥の地の基本情報
日本野球発祥の地の場所の地図は以下の通りです。
住所 | 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3丁目28 |
おわりに
以上、日本野球発祥の地についての紹介でした。
東京都千代田区へ行った際には訪れてみてはいかがでしょうか。
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